X(Twitter)からの話題。
歌手のテイラー・スウィフトさんのコンサートの写真を見た一部の人が
「脚が太い」
と言っているそう。
私から見たら普通ですし、ちゃんと筋肉がついていてハードなコンサートで良いパフォーマンスをするために身体づくりもされているのだろうな、という印象です。
私はダンサーをやっている友人知人と比べると脚が太いのですが、5歳のときから足の形がそんなに変わっていないので、元々の骨格、遺伝子的なものだと思っています。
筋肉は骨格に比例します。
私がやっている筋トレは筋肉を増やすというより、余計に太くしないためのものです。
ちなみにレッグプレスは100kgです。
このくらいではムキムキにはなれません。
だから、逆をいうとその元々の太さ以上に無理に細くするために食事を削って痩せたりすると筋肉が減って危険だということ。
まず自分の体重を支えられなくなります。
私がレッスンで
「体格に対して脚が細すぎる」
と言うと嫌がられたり(たぶん細いほうが良いと思っている人?)、「えっ!?」と言う人が多いのですが。
細すぎて筋肉がなくて体重が支えられないのにバレエだけ上達したいなんて無理なんです。
バレエは日常の動作以上に筋力を使います。
ジャンプをしたら着地でプティ・ソッテで体重の2〜4倍、グラン・ジュテでしたら片足にもっと負荷がかかります。
引き上げや着地のテクニックができていなかったら膝や足を傷めても不思議ではありません。
どんなにふわっと、静かに着地したくても筋力が足りなかったらできません。
腰、膝、足首などに負担を感じている人は使い方ばかりでなく筋力が足りないかもしれませんよ。
また、相談されることの多い猫背も筋力が足りないために自分の頭の重さを支えられなくて倒れやすい前側に落ちてきてしまうことで起こるケースがほとんど。
筋トレで姿勢改善した生徒もいます。
プロのダンサーさんを近くで見るとお尻や太ももがしっかりしていますよ。
(ほとんどの人が腹筋!と思っていますけどね。それだけじゃないです。)
筋肉は正義。
筋トレは裏切りません。