私は過去に2回バレエをやめていた時期があって、特に20代前半にストリートダンスばかりやっていたときに人生最重量を記録しました。

食べる量も多かったですし、周りの子もぽっちゃりさんが多くてみんなでよくご飯なども言っていたので気にしなくなっていたのも影響しました。

その時と比べると16kgくらい減らしたのですが、トレーニングや水泳を習って、栄養のことも学べたのはティップネスのスタッフに採用されたおかげです。

人生の分岐点でした。


その前にも基本的に細かったことがない私は自己流ダイエットをしては失敗していました。


今ほどネットで情報を得ることもできなかった時代、私が思い込んでいた間違いを、同じように考えている人もいるようなので書いていきます。


ボディメイクコンテストに出るほどでなければグラム単位での計算までしなくても良いと思いますが、参考にしていただけたらと思います。


・果物は身体に良い

 →糖分が豊富なので量と食べる時間に注意。ドライフルーツも同じく。


・野菜をたくさん食べると良い

 →何事にも適量というものがあります。量を考えるのはタンパク質の次。カボチャ、じゃがいも、とうもろこしは炭水化物に含みます。


・カロリーが少ない方が早く痩せる

 →栄養が摂れていないと身体は飢餓状態に。手っ取り早く摂れるものを食べようと食欲が増してしまいます。


・とにかく油は摂らない

 →良質な油(酸化しにくいもの)を適度に摂る方が体脂肪を減らしやすい


・お肉はカロリーが高い

 →タンパク質は最も重要な栄養素


・甘いものは朝のうちに食べる

 →普通の食事の方が良いに決まってます。甘いものは基本的には必要ありません。誕生日などのイベントのときのみに。


・昨日食べすぎたから今日は減らそう

 →毎日食べ過ぎないようにする


・食べた分運動する

 →食べるものの内容と量を考えよう


・チートデイを作る

 →ちゃんと栄養が摂れていたらそういう気持ちにもならないはず。普段の食事のガマンはリバウンドの元。


・夜は食べない

 →反動で次の日にカロリーを欲してしまいます。飢えは太る原因の一つ。


・調味料の糖質、塩分にも注意。


レッスンを頑張っても、栄養が摂れていなかったら身体ができていきません。

栄養が足りなくても、カロリーオーバーでも怪我のリスクは上がります。


「痩せていないといけない」と思い込んでいた人が30代のとき、踊っていて大腿骨頚部(高齢者が骨折しやすいところ)骨折をした例も知っています。

おそらく栄養失調で骨ももろくなっていたのですよね。

若くて健康な人だったら普通の範囲の動きでそんなところ骨折しませんから。

筋肉も、栄養不足のまま無理をするとなんでもない負荷でプチッと切れることがあるのですよ。


重くても下半身への負担が増します。

バレエは運動の要素が強いので、食べること、睡眠とは切っても切れない関係にあります。


身体の中からきれいになって、より素敵なバレエライフを。