最近、スポーツクラブでのレッスンに新しく参加してくださる方がちらほら。
他でのレッスン経験のある方に多い特徴が、音楽と動きがあっていないこと。
たぶん、全然聞いていないわけではないと思うんです。
なんとなくは聞けてそう。
でも音楽と動きが解離している。
バレエと音楽では音楽のほうが先にできているので、バレエの動きは音楽的であるはずなのです。
ただの体操になってしまうと、バレエの動きのリズムやニュアンスとは違ってしまって、できるものもできません。
例えばピルエット。
「回転が苦手」
「ピルエットがいつまでたってもできません」
という人の多くが回ることだけに気を取られて、プレパレーションとその前のステップ、回り終わったあとの次の動きへのつなぎ方と音楽のことを考えていないのです。
また、それらをきちんとやるためにはどのパの、どの部分が音楽とどのように組み合わさるのかも知っていないとできません。
「まずは音楽をもっとよく聴いて」
とアドバイスすると、
「振付を覚えるのに精一杯で音楽を聴く余裕がありません」
と言う人もいます。
それが間違い。
アームス、足の基本のポジションと前後左右がある程度わかるようになったら音楽をしっかりと聴く方が動き方がわかります。
タンデュ3回、だけではどのリズムで動くかわからないでしょう?
動くスピードやリズムがわからなかったら、パの回数だけ覚えても動けません。
まずは音楽を聴こうとすることから始めてみましょう。