昨日のブログ投稿後に思い出しました。


以前に聞かれたこと。

「フルポワントで親指の先がついちゃって痛いのでこれ潰れてますか?」


つま先が細い足型なのにスクエアなポワントを履いていました。

シューズをおろしたばかりのときはなんとかなっても、柔らかくなってきてずり落ちるようになってしまった例です。


ずり落ちてつま先が痛いのと、潰れるのは違います。


私自身、小学生〜中1くらいまではスタジオでポワントを購入していて、型も幅も1種類で縦のサイズ(cm)しか選べませんでした。(今考えるとひどいですね)


中2からはアシスタントの先生に「シューズは色々な形があるから試したほうがいいよ」と教わって、お店に買いに行くようになりました。


初めて試着して買ってもらったポワントは、チャコットのスワンというシューズ。

それまではサイズアウトして買い替えていたので履き潰すということを知りませんでした。


発表会本番が近くなったリハーサル。

なんだかフルポワントで立てない。

頑張っているのに。


アシスタントの先生がレッスン後に「それ、潰れてない?」「ちょっと貸して」と確認されました。

「これ、スリッパ(笑)」


およそ30年経っていますがその時の様子をはっきりと覚えています。


『ポワントが潰れる』を初めて知った瞬間。


自分で判断できなかったら先生に確認してもらうのも方法の一つです。