むかーし、夏に子どものクラスで汗をかくとお迎えに来たお母様が「こんなに汗かいてかわいそうに!!」ってことがありました
大人の多くは
「汗かいたー!」
と喜ぶことが多いように感じます。
私のクラスは適温でしっかり動くようにしている感じなのですが、自分が受けに行ったクラスでは「暑過ぎでは…」ということもしばしば。
そういうクラスのあとは更衣室で汗をたくさんかいたことを喜ぶ人が多いのです。
まぁ、運動として爽快感を感じたいならそれもありですが。
汗をたくさんかいたら運動効果があるのかというと、逆にパフォーマンスは落ちますし、汗をかきすぎるのはデメリットのほうが多いです。
特に大人は年齢が上がるほど危険が増します。
・脱水→疲労感、内臓への負担、血栓ができやすくなるなど(脳梗塞、心筋梗塞など)
・更にその後に飲酒する人は危険度UP
・筋肉の疲労感、痙攣など
筋肉が熱くなりすぎず、冷えもせず運動できるのは22〜28度、脳の働き重視の場合は適温22〜23度くらいと言われています。
ストレッチ、フロアエクササイズやバーレッスンの始まりは26〜28度、バーレッスン後半以降少しずつ下げて、センターでジャンプなど心拍数や運動負荷も上がるときには25度以下でしたら辛くなりすぎないです。
バレエって寒がる人が多いですが、健康で身体の状態が良ければ上記の気温内で動いていたらそんなに寒くないです。
栄養が足りなかったり、疲労、睡眠不足などがあると代謝が悪くなって寒く感じやすいです。
私自身もちょっと疲れてるな?というときにバーレッスンでサーキュレーターやエアコンの風の当たる場所になった場合は冷えを感じることもあり上着を羽織ったり対策をします。
自分自身でしっかり筋肉を使ってエネルギーを生み出して熱くなり汗をかくのは運動量の目安にできますが、気温が高くてかく汗は運動量と必ずしも比例しません。
汗はたくさんかけばよいというものではありません。
外の高気温が続くこの季節は室内は適温でしっかり身体を動かしたいですね。
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