私はリハーサルの際もアップやコンディショニング、バーレッスンをしっかりとやってから発表会の練習に入ります。
今日、足関節の良い位置が理解できていなかった生徒がやっと良い姿勢を理解できました。
なぜかと言うと、足関節の中でも距骨下関節のニュートラルポジションは回外気味なのでバレエ的には良くないんです。
いわゆる『外重心』『カマ足』になります。
骨のニュートラルだからカマ足になりやすいのは普通のことです。
この骨格のつくりから、捻挫も外側が多いですね。(内側の捻挫もありえますが)
足関節の負担も考えると『ニュートラルポジション=良い』ではないのです。
なのでテーマは『ケガの予防』です。
わかりやすいツイートがあるので動画もぜひ。https://twitter.com/pttiger0228/status/1649171635256307712?t=GAU9DZzTuIVrhaNrZU0KyA&s=19
距骨下関節ニュートラルポジション
— PTタイガー@FootBiomechanics (@pttiger0228) 2023年4月20日
pic.twitter.com/V6evgQ66vO
人間は筋肉もあるので、良い動きから良い姿勢を保つこともできます。
良い姿勢がわかると良い動きもやりやすくなります。
良い姿勢のためのトレーニングとしてカーフレイズは有効ですが、本当に正しくやらないとかえって害になることもあります。
『解剖学を学んだ先生のレッスン』ってこういうこと。
骨の名前や筋肉の名前だけでなく、仕組みや機能も理解していないと本当に正しい指導はできません。
Twitterで色々見かけていたタイミングで今日生徒が「わかった!」となったので書いてみました。
ただ「まっすぐして」という指示では個人差が出ます。(あえて指導とは書きません)
骨格や筋肉を正しく動かす方法を頭と身体で覚えないと、まっすぐの感覚は人によって違います。
指導者ならその違いをわかっていたいですね。