だんだんと冷房の効いた施設が増えてきました。
先日、生徒1人が『ぎっくり腰になりました』とお休みの連絡。
別の日に他の生徒も『首を寝違えました』ということ。
二人ともトレーニングの成果が出てきて調子は上向き。
なんと、過去に同じ状態になった(と思った)ときは1週間はかかった回復がかなり短く済みました。
全体のバランスが取れていると、やむを得ない悪条件が重なったときにピキッとなることはありえますが、バランスが悪い時と比べると症状が軽く済み回復も早くなるのですね。
ぎっくり腰(軽症)と寝違えに共通するのは筋肉の過緊張。
何らかのきっかけで筋肉がピキッと固まると、元に戻すのに時間のかかるときがあります。
そうなりやすい条件。
・疲労
・冷え
・衝撃や負担(重いものを持った、脱力しているところに他からの刺激で急な緊張、長時間同じ姿勢で負担、など)
自分で気をつけることができるのは疲労と冷えではないでしょうか。
セルフケア、冷えに気をつけるだけでうっかりピキッとなるのをかなりの確率で防げます。
今は基本的にレッスン中も冷房は使いますから、夏でもレッグウォーマーなどをするほうが良いですよ。
暑い寒いと感じるのと、筋肉の冷えは別物です。
鍛えたところをストレッチするとトレーニングが無駄になる気がする、と話す人もいます。
むしろストレッチしたほうが血流が良くなって栄養が行き渡って回復して強くなりますね。
筋肉はそんなに簡単に増えたり減ったりしません。
トレーニングして筋肉の緊張が増すとその時は使われやすくなります。
ストレッチすると緊張が和らいで働きは鈍ります。
それと強くすることは別なので、バレエのパフォーマンスを上げたかったらアップをきちんとすればよいのです。
ケガを防ぐためにもセルフケア、メンテナンスをしっかりと。