私はコンディショニングやトレーニングも指導しているためか、体のことに詳しいからと色々相談されることが多いです。


「ここが痛い」

「加減してやります」


私もリハビリ中はそうでしたし、まだしばらく思い切り動くのはちょっと怖いです。

でも、そこまでしてやるのは仕事であり、プロだからです。

ケガのきっかけもグラン・ジュテを跳びすぎてコントロールを失ったことです。

グランドピアノを見下ろすくらいの高さ跳んでいました。

あれ?どうやって降りよう?と思った瞬間床に落ちていました。

激しい動き、大きい動きでの事故は起こり得ます。

週5〜6日数時間踊り続けて軟骨が摩耗してしまった元プロダンサーも知っています。


趣味でやっていて、無茶して痛くなったのは別問題。

加減するより、痛みを我慢するより、痛みが出ないやり方をしてもらいたい。


加減すると言っても、その加減の仕方は本当に正しいですか?

痛みがあることは異常事態。


・レッスンの内容

・レッスン強度

・レッスン頻度

・セルフケア

・マッサージなどのメンテナンス

・筋力トレーニング


これらのバランスが取れていたら身体を痛めることはありません。


疲れたら回復する時間も必要になります。


痛みって、とってもストレスになります。

楽しいはずのバレエがストレスの元になるなんて悲しいことです。

ハマっていて、やりたい気持ちが強い人も大勢知っています。


でも、痛みが出るのは何か間違っているのです。


バレエ以外の日常は人によって大きく違います。

バレエに一生懸命な人ほど、自分に合ったレッスンの内容や量、セルフケアをしましょう。

趣味って、頑張ることも必要ですが、トータルでは楽しいものであるはずなのです。