昨日の『甲が出せるトウシューズ』をうけて、レッスンで生徒たちと話す機会がありました。
私のレッスンしか受けたことがない生徒、「甲を出すってどういうことですか?」
私のレッスンを受け始めて日が浅い生徒、「もっとこうして、シューズのつま先を全部床につけるために…」
ずっとひよこ座に来ている生徒は「何のこと???」となります。
基本の動きを段階を踏んで身につけていたらそんな発想さえ出てこないのです。
私のブログの間違った指導や間違った解釈についてはあちこちのレッスンを受けたことのある生徒から聞いたり、自分でいつものスクール以外のクラスを受けに行ったときに先生が言っていたことなどです。
【ポワントでまっすぐ立つには】
・シューズが足に合っている
・動きが正しくできている
【よくある間違い】
・筋力が足りないから力を入れる
・甲やつま先を押してポワントを立てる
・プラットフォーム(つま先の平らなところ)を床に全部つける
正しい足の伸ばし方ができていて、正しい姿勢ができていて、シューズが足に合っていたらプラットフォームはわりと床につきます。(必ずしも全部つけるわけではありません)
「ここの筋肉を使って」という指導は指導ではないといつも書いていますが、この『プラットフォームを全部床につける』も物事の結果であって、基礎ができていない人に教える内容ではありません。
それができるように段階を踏んで教えるのが指導者の役目です。
ひよこ座のポワント歴1年半の生徒、今年の発表会で始めてポワントで踊りますが、リハーサルでおよそ30分踊っても足はそこまで疲れないそうです。
だから最後までしっかりと動き続けられます。
両手バーのみのレッスンから、徐々に片手バー、センターと進めてきて、片足のバランスも安定してきました。
扁平足もかなり改善して、ピケアラベスクもしっかりできるようになってきました。
発表会では1分半を越える曲を踊ります。
できることが増えると嬉しいですよね