生徒たちの会話。
丸聞こえでつい私も加わってしまいました(笑)
「泉先生のレッスンは週に一回は受けないと身体のバランスが崩れる」
「レッスンを受けると身体が整う」
そこで生徒達が持った疑問は
『他の先生のレッスンと何が違う?』
私も自分が受けたことがある先生の中でも、言われたとおりにやっているだけで引き上がっていくレッスンもあれば、全然引き上がらなくて自分で頑張っても無理だったことも。
その差はアンシェヌマンの組み方にあると考えます。
私の場合、
☆アップ→その日の生徒の身体のバランスによってストレッチが多め、エクササイズが多め、アクティブストレッチとスタティックストレッチの割合を変える、筋トレの内容などを決めます。
☆バーレッスン→アップの仕上がりによって内容やテンポを調節
☆センター→バーレッスンでやったことを繋げたり、全く同じことをやってみたり、難易度を上げたことに挑戦したり… バーからの関連性は必ずある内容にします。
☆ポワント→センターまでに身体が整っていると、そんなに大変ではありません。整いきらなかったときはポワントのバーレッスンのうちに整える内容にします。
私が受けた中で全く引き上がらなかったレッスンは
・パとパのつながりや組み立てに脈絡がない。
・テンポが速すぎる、ゆっくりすぎる
・解剖学を勉強したと言いながら、説明が間違っている
・先生が生徒に合わせず自分がやりたいことをやっているか、とりあえず1クラスこなそうとしている雰囲気
身体が整うレッスン、整わないレッスンの違いは先生が生徒の状態を見極めて内容を考えているか、そうでないかの違いだと思います。
うまく姿勢が取れない、うまく動かせないのは本人のやる気云々だけではなくて理由があります。
そこにアプローチすればレッスンの質はグンと上がります。