ブログのテーマはトレーニング。
まず、私はバレエに向いていない身体なのですがそれを話すと大人の生徒達は
「そんなことは!」
と言います。
本心かお世辞かはわかりません(笑)
向いているいないは主に骨格、次に筋肉のことを言っています。
私は骨盤がガッチリ、大転子がやや後ろ側に引っ張られ気味の状態がニュートラル。
つまり、バレエをやっておらず動きの修正をしていなかったらいわゆるガニ股です。
アンディオールとガニ股は別ですよ。
外側の筋肉を使いやすいバランスなのでバレエのように中心に集めたい種目をするにはとても効率が悪いのです。
トレーニングと出会って、その元々の骨格や筋肉を、少しでも余計な負担を減らした状態でバレエに使うために身体のバランスを作るトレーニングをしています。
例えばレッグプレスは80〜90kgのウェイトを使います。
これも「やっぱり先生だから」と言われることもありますが、プロだからではなくて身体が向いていないからです。
身長172cm、体重60kgちょっとある私はそれくらいやらないとバレエをしているだけでは外側を使う割合が多く、テクニック的にも外見的にもすごくマイナス。
元々のバランスに打ち勝つためにはそのくらいのウェイトが必要なのです。
もしも、プロのダンサーになっていたとしたら、毎日のレッスンやリハーサル、公演に加えてこれだけのトレーニングをするのは無理があります。
私の先生はバレリーナを夢見る少女だった私にそれを説明してくれて「努力だけではやっていけない世界だから」と言いました。
ただ、「もっと小さい時からうちに来ていたら、もう少し違ったかもしれないけれど、残念」とも。
それで、成長期の指導内容の大切さを知り、大人バレエの生徒への指導はすんなりプロのダンサーになった人には感覚としてわかりにくいから「あなたのような苦労をした人なら、これからの勉強しだいで良い先生になれるかも」と言ってくださいました。
大人も比較すんなりできるようになる人と、時間のかかる人がいますが、運動経験の有無(脳からの指令、筋肉の問題)以外にもこの生まれつきの体型は影響します。
成長期の指導の重要なポイント。
ストレッチについて。
長くなるので続きは次回に