大人からの質問上位に入る

「内ももを使えるようにするにはどうしたら?」


自己流でも、先生に教わったのでも、内転筋のトレーニングをする人が多いのですが内ももを使えるようにするには、意味のないことです。


脚がパラレル、膝とももの内側を寄せるトレーニング、横になって床側の脚を挙げるトレーニングなどのことです。


身体は全体の張り合いでバランスを取っています。

1ヶ所鍛えたからといって何かができるようになるわけではありません。

自己流トレーニングはむしろその張り合いのバランスが崩れて悪化する可能性が高いです。


内ももが閉じない、使えない理由は内転筋が弱いことではない場合の方が多いです。


内ももが閉じないから、使えないから内ももを使うトレーニングをするというのは短絡的すぎます。

身体の仕組みをわかっていない証拠。



内ももが使えない理由でよくあるもの

・真っすぐ立つことができない、わからない

・骨盤のアライメントが不安定

・筋肉のコリや張りのケアをしたことがない、自己流でしかやったことがない

・ターンアウトの感覚がわからない

・お尻に力を入れている

・内ももに力を入れている

・お腹の程よい緊張というものがわからない

・筋力がない

・力みやすい

・バレエの動きのときに使う筋肉を意識している


余計な力が入れば入るほど、内ももは使えなくなります。

使えることと力が入ることは別のことです。

力を入れると自分で押さえ込むことになり、脚の動きは悪くなります。

自由に踊れるようにするためには力の入れ加減抜き加減が大事。


だから私のレッスンでは余計な力を抜くために必要な筋肉をしっかりと動かして、意識しなくても筋肉が働きやすい状態にしてからバーレッスンを行います。←ストレッチも含みますが主にエクササイズと筋トレ。


この準備があるのとないのではレッスンの効率が変わります。