大人バレエの方のSNSやブログを拝見しているとよく「このポワントは乗りやすい」「今日はうまく乗れた」という表現を見かけます。


少し前からポワントクラスが新設されたスポーツクラブのバレエクラス。

他の先生のクラスに今まで出ていた人もいます。


私が最初から教えているポワント歴数回の人より、数年前から他の先生のクラスに出ている人のほうが立てていない。

しかもみんなポワントは痛いものだと思っている。

合うシューズはそんなに痛くありません。

慣れるまでは多少は固いところの摩擦が痛いかもしれません。


だからポワントクラス新設の承諾をしたのです。

みんながあまりにも間違った認識をしていることが会話の中でわかっていたから。

私が教えないと、私が教えるバレエシューズでのクラスでやっていることが何もわかってもらえない、役に立たない。


立てない人は固いポワントに乗っかって、中で指が曲がったり、力を抜いていたり。


そうだろうな、と見た目から判断して、何回も何回も言い続けて、生徒が理解してくれるようになったのが何回目だったか…


間違ったことを思い込んでしまうと、できるできないの前に意識を変えさせることが大変。


プラットフォーム(爪先の平らなところ)が広いと立ちやすいのは乗っかっているから。

本当に立ちやすいシューズは足の形にあっているもの。


爪先が細い形の人には爪先の細いシューズが合います。


私の足、スクエアですが青い矢印の先に注目。
小指の付け根が手前に引けています。


ポイントにすると、こんな形に。
ほら、シューズと同じ形。



指の付け根が並んでいると小指まで同じ方向に動くので、そのタイプの人はスクエアでプラットフォームの広いシューズが合います。

ポワントの中で爪先は自分で伸ばします。

足の形にフィットしたシューズは足の動きについてきてくれます。

シューズの固さはそれをサポートしてくれるもの。

その指の動かし方はバットマンタンデュなど、バーレッスンでたくさん出てきます。

だからタンデュは大事。

きっと文章だと伝わりにくいと思います。

でも一人でも、足を痛めたり、いつまでもできないと悩む人が減りますように、何回でも書いていこうと思います。