私の大人のクラスでは、時々レッスンの区切りの良いところでトイレタイムが入ります。
コンディショニング、バーレッスン、センター、ポワントやリハーサル…とやっていて1クラスが長いということもありますが。
コンディショニングの際に、固まったり動きの悪い筋肉の動きを良くしたり、使いたい筋肉にアプローチするエクササイズをしていると全身の血流が上がります。
そうすると身体の代謝が上がり、溜まった水分などを出したくなるためトイレに行きたくなるのです。
そしてレッスンをずっと続けてもらうとだんだんとトイレに行く頻度が下がっていきます。
コリ固まったり、疲労して動かせない箇所が出てくるのは使い方や姿勢が悪くて局所的に負荷がかかるから。
動かさないと筋肉が硬くなるから。
もちろん、日々のお仕事などによるコリを完全に防ぐことはできないのですが、生徒の体の調子がその日のうちで最も悪いときの状態が、徐々に改善していくのです。
良いときと悪いときの波が小さくなっていき、さらに良いときの状態もより良くなります。
レッスンで身体を整えて、はじめのうちはその良い状態が翌日、2日後くらいに消えていってしまいます。
レッスンを長く続けてくれると、その良い状態を保てる期間が長くなっていきます。
良い姿勢、関節や筋肉の動きの良い状態が長く続くほどバレエも上達しやすくなります。
硬い筋肉を無理やり動かしては怪我や故障の原因になりかねません。
そして辛い。
例えば、アンオーが先生の言う角度まで上がらない、爪先が伸ばせないなどは下手なのではなく硬い筋肉のせいかもしれません。
コンディショニングをしてからレッスンしましょう
そして血流が上がったぶんの水分補給も忘れずに