続き。
段々と大人の初級クラスも固定のメンバーが出てきて、わからないことを質問されて、私も教え方を工夫しなければと考える日々。
とても細かい質問をしてもらえたおかげで、大人の初心者が何がわからなくてなぜ動けないのかといったことが解明できてきました。
伝え方にももっと工夫が必要と思い、私からの確認の言葉も変わっていきました。
「動きがわからない?」
「音楽のとり方?」
ティップネスのスタッフ歴も5年半をすぎて、そろそろやめてもいいかな、と思い始めました。
ちょうど電話で本社の方と話すことがあり、久しぶりにインストラクターオーディションがあるという情報が。
既にたくさんのレッスンを担当していたので、スタッフをやめてもティップネスに関わっていけるかもと受けることにしました。
結果は合格
フィードバックも覚えています。
『この何年かの間によく努力されましたね。』
『3回目の挑戦は称賛に値します。』
嬉しかったです
スタッフ歴5年10ヶ月で退職。
2007年12月から外部契約のインストラクターとなりました。
ティップネス蘇我店のオープンと同時にキッズバレエ3クラスと、大人のクラスを2つ、担当することになりました。
ここでも、今も受講してくれる生徒と出会います。
熱心なメンバーさん達はたくさん質問をしてくれました。
生徒に育てられたとはこのことです。
私はとりあえず顔と名前を広めて、いいレッスンをする先生と知ってもらおうと、代行を受けられるだけ受けていました。
ティップネスでの担当クラスが増えるうち、途中でかなりストレスをためながら仕事をしていた時期もあります。
それまでのスポーツクラブのバレエは『スポクラバレエ』と、どちらかというと見下す意味で呼ばれていました。
長く教えている先生は、バレエ教師というよりはスポーツクラブのインストラクター。
バレエを指導するというより先生が踊るのに『参加型バレエ』のようなものでした。
私はガンとして『クラシックバレエのレッスン』を貫きました。
当然?
「先生のレッスンはつまらない」
「バレエなんだからワルツまでやってほしい」
などと直接言いに来られる始末。
私は
「全然できてないから教えている」
「基礎が全然ないのにワルツなんてさせられない」
と言い返したりしていました
若かったですから…
もうやめようかな、、、と悩むこともありましたが一部の生徒は
「先生は怒らないで説明してくれるから良い」
「他の先生に質問しても頑張りが足りないとしか返事をしてもらえなかった」
など、私のレッスンが良いとわかってくれていることを言葉にしてくれたのです。
何年か見てもらっていたパーソナルトレーナーの退職でしばらくは自主トレーニングしかしていないときに再び身体のあちこちを痛め、再度パーソナルトレーニングを受け始めることを決めたときにはかつて一緒にスタッフとして働いていた人達がトレーナーとして活躍していました。
そして一緒に講義を受けていた今のトレーナーに仕事を依頼することになったのです。
トレーナーもいろいろなタイプの人がいます。
・ガッツリ筋トレをして、マッチョを目指す
・調整やパフォーマンスアップの指導の得意な人
・ある競技に特化した人
一緒に勉強したトレーナーには安心して依頼できました。
そこでトレーニングもどんどん情報が更新されていた事を知ります。
ということはバレエもそうでは?
とてもラッキーなことに、私が普段通っているバレエのクラスの先生は指導するにも最新の情報を持っていて、すぐにレッスンに取り入れるタイプ。
担当トレーナーが変わり、バレエのレッスンでも先生が話すことが以前より理解できるようになっていました。
解剖学と運動、バレエが繋がるようになったのです。
良さそうと思ったことは私もすぐに自分のレッスンで試してみました。
良かったことはしばらく続け、あまり効果が見えなかったり生徒には難しすぎたものはいったんやめてみる。
これを繰り返すうちにバーレッスン前のストレッチが
パートナーストレッチ
↓
エクササイズ
↓
筋トレ
↓
ストレッチといろいろな強度のエクササイズを合わせるように変化していきました。
それと同時にちょっとした歪みやねじれがバレエ上達の妨げのなることを実感します。
もうちょっと書きたい(笑)
また次回に!