他の先生に言われたということで、ちゃんと踵がつけない人がいます。
いわゆる『爪先重心』というものです。
・「いつでもすぐにルルヴェに上がれるように」と先生に言われた
・踵に乗らない
・足指の付け根に体重を乗せる
・足指に力が入り
・ルルヴェも正しくできず必要な筋力もつかない(『足裏を鍛える』参照)
・アキレス腱や踵、ふくらはぎを痛めやすくなる。その結果膝痛腰痛も起こりやすい状態に。
・重心が不安定になるので上達しない
人間の身体の構造上、踵は体重が乗るものです。
以前にとても筋力のない生徒さんが
「片足でバランスが取れない」
とおっしゃっていて、踵と足首の位置を手で直したら全身がシャキッと真っ直ぐになりました。
もちろん手を離すと元通りなのですが、その人の
・お尻を引いてしまう
・お腹が引き上がらない
・グラグラしてバランスが取れない
・安定しないので動脚を思うように動かせない
は踵のつき方で解決するというわけです。
正しい踵のつき方と、正しいルルヴェの仕方をできていたら、踵に体重を乗せたア・テールからスムーズにルルヴェできます。
それができないとバレエの上達の限界が低く早いところで来てしまいます。
ア・テールでは踵に体重が乗ります。