先日、ある人から言われました。
「あなたのレッスンは痛みを取ることに注目しすぎている。大人は多少何か痛みを抱えているもの。個別の対応はパーソナルでやらないと。」
もう、何も言っても無駄だと思ってノーリアクションを決め込みました。
たしかに私のレッスンを受けてくれた人で多くの人が
「痛いの治った!」
とおっしゃいます。
でも、私は痛みを取ることを目的のレッスンはしたことがないです。
個別の対応と言っても、
「今日はここが痛いので…」といった話を聞く程度。
グループレッスンはグループレッスンですから。
痛みには原因があります。
私のレッスンで治ったと言うならば、レッスンのあとに身体の調子が整って痛みの原因になる動きがなくなったということだと思います。
・アップのエクササイズで関節を整えることを、参加者のその日の調子によって内容を変えている。
・バレエの動きと力の使い方の修整。
説明だけではなくて、生徒さんの体を引っ張ったり、部分ごとの説明もしたり、良い動きを体感してもらうレッスンではあります。
良い動きが身につけば踊りも上達します。
もちろん、レッスンの中でできない範囲はパーソナルを受けてくれる人もいますし、ケガなどの場合は病院やトレーナーを紹介しています。
不思議なのは、生徒さんの状態が悪くなっているなら注意されるのもわかるのですが、良くなってだめと言われるのが全く理解できません。
大人は色々事情があるからこそ、バレエのテクニックを説明するだけのレッスンではないものにしようと心がけています。