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Twitter見てくださってる方は遡って見てみてね。


動く前にストレッチをさせるかさせないか、は最近時々運動指導者の間で話題になります。


私は基本的にはアップはあくまでもアップ。

大人はまずは筋肉に負荷をかけずに動かして、デスクワークなどで凝り固まったところの血流を促します。

それからどうしても動きの悪いところはストレッチ、次に自重やエクササイズバンドで軽い負荷をかけたエクササイズ。

筋トレの手前くらいの強度です。


ジュニアはどんどん動いてもらい、あまりにもパツパツに張っている筋肉があったらほぐしもしますがやり方を教える程度。

ちゃんとほぐすのはレッスン後や毎日寝る前に、と説明します。


ストレッチは筋肉を伸ばすことです。

動かす前に静的ストレッチをやりすぎると筋肉の収縮力が数%落ちます。

筋肉がうまく働かない状態にしてからレッスンしては、パフォーマンス・練習の質が落ちます。

下手したらケガの元です。


動きの邪魔になる硬さは取り除き、関節の動きを良くしてパフォーマンスを上げるように導いてからバーレッスン開始です。


バーレッスンの終わりのストレッチも今はやらないほうが良いと言われています。

同じく、せっかくバーレッスンで身体を作っているのに緩めて筋肉のパフォーマンスを落としてからセンターレッスンをやることになるからです。


レッスンの最後はクールダウンのストレッチ。

バレエでよく使うところ、その日ちょっと負担がかかったと思われるところを軽く伸ばします。

長くて1箇所20秒程度です。


柔軟性向上ストレッチはレッスン中に教えて、お家でしっかりやってもらうのが良いです。


先日、初めて受ける初心者向けのクラスで最初に長い長いストレッチ、さらに今どき?とびっくりするカエル足ストレッチ。

また、大人に「痛くないならもっといけるんじゃ…」とストレッチしているところを押すので、ただの生徒として受けているつもりがケガ人を目の前で出される危険に黙っていられず「彼女はどこまでやっても痛くならない身体だと思います」って言っちゃいました。

だって見たらわかるんですよ。

柔らかすぎて痛くないの。


ストレッチは痛くないこともあります。

多少のピリピリを感じるくらい必要なこともあります。

その人がどこまで伸ばして大丈夫なのか、指導者は見る目を養うべきだと思います。

過去にストレッチで押されて脊髄損傷する事故がニュースになっていましたね。


ストレッチは役に立ちますがやり方は慎重に。

全身運動の前は筋肉の状態を整えてから。


私は安全、安心、健康なレッスンを提供していきます。