子ども達、ポワントに憧れると早く履きたがりますね。


「そこそこで履かせてあげないとやめられちゃうから」と早めに履く許可を出すお教室も存在します。


でも、先生や親御さんが教えてあげてほしいです。


早ければよいというわけでもなく、身体がきちんとできてから、適切な年齢になってから。


私が子どもの頃は(昭和時代です)、小学生になったら履く教室も多かったです。

10歳だと遅い方でした。

理想は12歳くらいです。


適切な年齢というのはどういうことかというと骨の成長の度合いです。


幼いほど骨が柔らかく、強すぎる負荷や刺激は悪影響です。

この成長度合いは大柄だからしっかりしているということもなく、年齢です。


特にポワントで負荷が大きくかかる足関節の骨は強い引っ張りや衝撃、炎症などで骨棘などの過剰骨ができやすく変形しやすい骨です。


私は青い印の位置に過剰骨があり、アキレス腱を痛めたことで腱と骨の摩擦が起きるようになってしまいました。

アキレス腱が治ればもとに戻るのか、骨の除去手術を受けないといけないのか、まだ最終決定は数ヶ月先になります。


この過剰骨がいつできたのかはわかりませんが、9〜10歳頃、バレエ学校のときにも右足ふくらはぎの不調が続いた時期があったため、その頃にはできていた可能性があります。

大人の生徒さんで、同じ7歳からポワントを履いてきた人も同じあたりに過剰骨があります。


下手したら一生の問題です。


ポワントの履き始めを急いだために、お子さんが一生苦しむことになるかもしれません。


お教室選びの参考になればと書きました。


バレエ自体は、レッスンに通うことや身体を動かしたり音楽を聴くことが日常的なことになるので早くても良いと思います。

ポワントは早ければよいというものでないばかりか、早すぎると悪です。

お子さんの将来のことまで考えてくれるお教室を選んでくださいね。