今まで、たびたびスポーツクラブのメンバーさんからお話は聞いていたのですが、改めて指導について考えるきっかけがあったこと。
トンベ・パ・ド・ブレ
シャッセ・パ・ド・ブレ
これ同じだと思っている人すごく多いのですが。
トンベとシャッセって違う動きですよね?
その後にパ・ド・ブレをする、2つの動きがセットになったものです。
つまり違うパです。
トンベ(落ちる)⇒フォンデュのルルヴェから出した足の方に降りながら体重移動。その瞬間の後の足は一度伸ばして床から浮いた状態になります。
パ・ド・ブレにつなげるとき、ピルエットの移動を伴うアンシェヌマンの最初の段階でやることが多い。
グランワルツで使うことが多い。
シャッセ(追いかけられる)⇒床を滑るように片方の足を押し出し、後の足が追いかける動き。プリエから入り、足が集まったときに脚が伸びます。
パ・ド・ブレにつなげるとき、ワルツのピルエットなどに多く出てくる。
ちなみに似ているものがもうひとつ。
ポーゼ・パ・ド・ブレ⇒ポーゼ(タンリエ)からパ・ド・ブレにつながるパ
スポーツクラブのレッスンで、私が「シャッセ・パ・ド・ブレ」と言っているのにだいたいこの3つが混ざってます。
ちゃんと使い分けしましょう?
なぜわざわざ書くことにしたかというと…
トンベ・パ・ド・ブレをゆっくり分解して練習したときに、「こんなふうに教えてくれる先生他にいない! わかりやすい!」と言われたから。
他の先生はどうやって説明しているの?と思ってネットで検索してみたらバレエ解説動画など色々出てきました。
いくつか再生してみたら、『トンベ・パ・ド・ブレを解説!』なんて題名なのに動きはシャッセ・パ・ド・ブレ
え、ちょっと待って
先生が間違えていたりわかっていなかったら生徒さんがわかるわけないですよね
文字だけでわからない人は遠慮なく先生に聞いてみてくださいね。
ちゃんと答えられない先生もいるように思いますがあなたの先生はいかがでしょうか