昨日は月1回教えているジュニアクラスの指導でした。他の日は経営者の先生が教えられていて、会うたびに成長が感じられて毎月楽しみです。
しかし! このところ会うたびに脚の筋肉がパンパンに張っていてレッスン前からセルフマッサージ指導をしています。
経営者の先生もコンディショニングなどのケアを教えていますがなかなかきちんとできていないようです。
ちゃちゃっとやったつもりになっていたり。
私はあえて痛みが出てもなんでもセルフマッサージをさせます。
ケアをきちんとしたら、これは痛くないんだよと教えるためです。
子どもはふにゃふにゃした幼児から、成長するに連れて身体も大人に近づいてくるわけです。
個人差がありますが小学3年生くらいからは筋肉のケアもしていきたいところです。
筋肉のコリを感じたり、筋肉の硬さから関節の動きが悪くなることが出てくるのが9歳くらいです。
そのくらいになると身体がしっかりしてきて、子ども自身の考えで頑張れるようになってきます。
海外のバレエ学校の入学年齢が9〜10歳くらいなのもうなずけますね。
活発で筋力がある子ほど、身長が伸びるスピードが早い子ほど、ストレッチやセルフマッサージが必要です。
コリは主に筋肉がしっかり収縮して使われて疲労から起こるケースと、使えなくて動かなすぎて起こるケースがあります。
バレエに他のスポーツ系習い事に、学校でマラソン…などあると子どもなりに疲労します。
毎年爪先が霜焼けになる子が、筋肉のコンディショニングに力を入れたら霜焼けにならなくなったこともあるくらいコリは血流に影響します。
また、私自身の経験ですが小学校6年間で身長が48cm伸びたので筋肉にはかなりのストレスがかかっていたと思います。
8〜10歳までしょっちゅう近所の整形外科でお世話になっていました。
足首やふくらはぎ、脛、膝などが痛くなっても「成長痛かな」で湿布を出されて終わりでした。
今なら自分でわかります。
急な骨の伸びについていけてなかった筋肉を週3回以上のレッスンで使うだけでケアをしていなかったためです。
その影響は中学生以降も続き、時々シンスプリントのような状態になって度々しばらく痛みが出る期間がありました。
でもシンスプリントではなくただ疲労が溜まっていただけだと思います。
ケアが必要と知ったのは高校生でバレエ団のスクールに移った後からです。
適切なストレッチの仕方、マッサージなどをする知識があればあんなに長い間痛みと付き合わなくて済んだはずです。
筋肉は、動かす・働く=縮むことしかできず、ストレッチをしないと伸ばすことはできません。
縮みっぱなしでは硬く短くなって負担になります。
大人も子どもも程度に差はあっても筋肉はこります。
こっていると冷えたときにもっと硬くなりますから、日々ケアしていきましょう