先日の成人クラスの生徒さん。
他でのバレエ歴は長く、私が定期的にレッスンするようになったのは6月からです。

基礎とずれたところに形成された姿勢と動き、経験が長い分染み付いてしまっているのでどこまで直せるか、私の挑戦でもありました。
不幸中の幸いで春にお休みが長かったことでなまった身体をコンディショニングできたので少しハードルが下がりました。

しかしかなり改善が見えてきても、足首から先が他に比べて動かないのです。
細い方なのと姿勢が悪かったので気づくのが遅れました。脚の筋肉全部ガチガチに凝り固まってしました💦 動かないはずです。

プライベートレッスンなのですぐにほぐしとストレッチ、関節の調整。
足首がポキポキと鳴って動き始めました。

さらにいわゆるかま足だったのですが一気に改善してきました。足首が動くようになったのであとはご本人の動かす感覚の練習です。

このかま足のことは他の先生からもずっと注意され続けていて、なかなか直らないために他の生徒さんいわく「ひどい言い方をされていた」とのこと。
私はよっぽどのことがないかぎり怒りません。怒っても意味がないと思っているからです。怒ったら生徒さんがうまくなりますか?  キツく言い続けたら上達しますか?
厳しいのと怒りっぽいのは別です。レッスン中に注意した生徒さんが良くならずイライラしたら、自分の教え方や伝え方を工夫してみるべきだと思います。
そうやって変わろうとしない先生はこの様なブログを見てくれない可能性が高いのが難しいところです。


読んでくださった生徒さん側の方へ。
同じ注意ばかりされて直したいのに直らず、他の教室に移るつもりがない方は
「直そうと頑張っているつもりですがいつも注意されてしまうのでレッスン以外でやった方がいいことはありますか?」
「ここが直せない理由がわかりません。他に気を付けた方がよいことはありますか?」
等、質問してみましょう。
質問は言い訳とは違います。以前に私が質問してみたときに「できない言い訳をしている」と突っぱねられたことがあります。今考えると先生もわからなかったのだと思います。
先生も人間なので自分が経験したことがないことを質問されるとすぐには名案が浮かばないこともあるでしょう。教えようとしている気持ちがあるなら「次までに調べてくる」となると思います。
先生を選ぶ主導権は生徒さん側にあります。
先生側も怒る前に勉強し、生徒さんからレッスン料を払ってもらっている分教えられるよう努力するべきです。