子どもにも大人にも共通するのですが、色々な習い事を試して合うものを見つけようとしている人とも多く出会いました。
今回はお子さんのほうにフォーカスして書きます。
今まで私が出会った習い事ジプシーの親子に共通すること
・とりあえず思い付いたものは問い合わせ、やってみる
・それが体験レッスンのみ
・体験レッスンで親御さんがお子さんに合うかどうかを判断
・色々やりすぎてわからなくなったのか、2回目の「はじめまして」という問い合わせメール。
特殊な例では「バレエ少しだけやったことがあるのですが…」と言っていたのが他のお教室の体験レッスンを転々としていただけというケースも。
これ、教室にとって迷惑なのでやめてもらいたいのです。
問い合わせ、体験レッスンを受けるところまではやってみたほうがいいと思います。先生にも会ってみないとどんな先生かわからないですし、お子さんとの相性もあります。レッスン前後に準備などでどのくらいの時間使うのかシミュレーションすることも必要です。体験レッスンとはそのために受けるものです。今はほとんどの教室がHPを作っていますから、下調べをして候補をいくつか決めてから問い合わせ、手当たり次第ジャンルもしぼらずに行くのはやめましょう。
あとの2つはやめたほうがいいこと。
まず習い事をするのはお子さん自身で親御さんはサポート。小さい子どもが存在を知らなかった習い事を一回体験しただけでは「やってみる?」と聞かれても 「うーん?」となって当たり前です。もしくはなんでも「うん!やる!」となるかもしれません。お子さんがやりたいと言って親御さんが特にマイナス点を感じなかった場合はいくつかのお教室に行ってみた時点で決めましょう。
親御さんが体験レッスンを見ていて「うちの子向いてないですね」と決めつけるのももったいないしお子さんの意思は???というケースも。
バレエやピアノ、その他習い事ってすぐにできないから長く続けて身に付けたり、頑張って結果を出して達成感を感じたりというものだと思うのです。一回やって、他の何年もやっているお子さんと比べて「うちの子できない」と思わないであげて。10年後にはどうなっているかわからないからです。
そして、一回だけではなかったのが『はじめまして』と問い合わせのメールがあり、やり取りをした上でこちらからお断りしたり体験レッスンまで行かなかった方から再び『はじめまして…』と問い合わせが来ることが。
いったいいくつの教室に問い合わせたのかわかりませんがお名前とメールアドレスから見て同一人物から前の問い合わせを完全に忘れ去った状態での問い合わせはあまりにも失礼です。せめて問い合わせ済み、体験済みの教室は記録を付けておきましょう。
なかには1年以上あちこちのお教室を探して回っている親子もいました。その1年、どこかのお教室で学んでいたら違ったかもしれないのに… と残念な気持ちになりました。
習い事を始める段階で長く続けることを想定したいのもわかりますが習い事ジプシーはお子さんのためにマイナスにしかなりません。