音感、リズム感、私は音感は音階、リズム感は音符の長さリズムの把握だと考えています。

音感がいい人はたいていリズム感もある程度あるように思います。両方苦手な人もいます。
クラシックバレエと音楽は切っても切り離せないものです。『クラシック』をつけたのはコンテンポラリーでは無音の作品もあるからです。
無音でもリズムはありますがリズム感がない人は観てもわからないようですね。
リズム感、音感は5歳くらいまでに形成されると言われていますが後からでも努力しだいでカバーできると思います。先天的に感覚が優れている人、理解しづらい人がいますが数学が得意なのか英語が得意なのか、と言ったものと同じ個人差だと考えています。
天性のもので何も教えなくても音楽と一緒に身体を動かせる人もいますが始めのうちはわからない人のほうが多く、レッスンを重ねて理解していきます。
私はキッズ・ジュニアバレエでもアップエクササイズとバーレッスンの間にリズム練習も取り入れています。ピアノやバイオリンを習っていても音符の長さを全く理解していないお子さんにも多く出会ってきました。楽器をやるならソルフェージュ必須ですよね。バレエにとっても同じくらい大事だと思います。
ピアニストさんの楽器がピアノ、声楽家の楽器が声(身体)であるように、バレエも身体を楽器にします。目で観る音楽です。
同じくらい難易度の高いパをできるなら、音楽に乗っているほうがうまく見えます。
音楽に無理やり合わせたりずれている踊りは『踊り』ではなくエクササイズです。
成人クラスのリズムがとれない生徒さんにはソルフェージュも教えます。

書いてみました。耳で聴けないなら見てもらう、感じてもらう。
様々な方向からアプローチしてみると個人差を少しは埋められるように教え方も工夫します。