ご無沙汰しています!
日々忙しくしているとついつい後回しにしてしまい…
人生の先輩に刺激を受けて、また書いてみようと思います。


幼少期からバレエをやっている先生やダンサーにとっては当たり前のことが、大人からバレエを始めた人には未知の世界であったり、理解しづらいことであったりすることがたくさんあり、その溝を埋めるのに役立てていただきたいと思っています。


さて、今回はこのところ教えていて気になった『新品のポイントシューズのならしかた』についてです。

大人になってからバレエを始め、ポイントシューズを履くようになった方々に多いのが、足指を曲げてトウ部分だけが真下に向いて、他の部分がきちんと立てていないケース。
※ここであげる内容はあくまでも『大人から始めたかた』によくある例です。人によって様々なケースがあります。足首が生まれつき軟らかい人など、当てはまらない場合もあります。


生徒さん達によくよくきいたところ、
「ドゥミポワントができないから」新品のシューズをならすときにソールの足指の付け根にあたる場所を柔らかくするということでした。
ちょっと待って! ポイントシューズはフルポワントで立つポジションが整っていなければいけません。そのためにドゥミポワントを通ることは大切ですが、ドゥミポワントのためにフルポワントが正しく立てないとは本末転倒ではありませんか。

ポイントシューズのソールで柔らかくしたいのはまずは踵の部分。



土踏まずあたりのソールが細くなっているところより爪先側は柔らかくしすぎるとフルポワントも立てなくなってしまいます。
フルポワントで立ったときに足首がしっかり伸びることが大事です。新品の硬いソールでは踵の部分に押し返され、うまく立てないことがあるかと思います。踵がはまって土踏まずとソールが沿う状態に近づけます。
ただし、硬いソールに乗っかっては行けません。重心をコントロールしてまっすぐ乗せることと、乗っかることは別の状態です。

この違いがわかるとポワントのレッスンがうんと楽になることが多いようです。
ぜひレッスンを受けに来て体感してくださいねニコニコ

ひよこ座バレエ

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