一週間にのべ100人以上の生徒さんを教えています。

教え子も見ているブログですけど、本当は見ていない人にこそ読んでもらいたい内容です。

私のレッスンをそこそこの期間受けてくれている人でもときどき聞いてきます。


「どうしたら上手になれますか?」

何故上達しないかは、人によって様々です。ですが、この質問をしてくる方には共通点がいくつかあります。

①ステップやアンシェヌマンを覚えていない、先生のお手本をしっかり見ていない

②できない理由を考える

③ストレッチや日々コツコツ積み重ねたいことをしていない

④上手な人を見たり一緒にできるからとレベルが高めのクラスを受ける

⑤どこを鍛えたら上手になれますか?と聞いてくる

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①まずは基本のポジション、ステップの仕組みを覚える。わからないことはどんどん質問していいと思いますが、まずは先生のお手本をよく見てデベロッペなら片足になったらクッペ→パッセ→アチチュードを通っているな、とか見たらわかることもあります。

②あーだからできない、こーだからできない、では建設的ではないですね。どうしたらできるようになるのか考えましょう。焦ってはいけません。基本のポジションを覚えるところから、少しずつです。

③身体を動かしたら筋肉は疲れます。そのままでいると硬くて動きにくい身体になってしまいます。ストレッチやマッサージ(ボールなどを使ったセルフマッサージでもいいです)も必要です。そして栄養と休息(睡眠)も。

④ある程度のレベルで、先生の許可が出たなら少し難しいクラスにトライしてみるのもいいと思います。基本のポジションも覚えていないのに何年もレッスンしている人ばかりのクラスに無理やり入ると、内容が理解できないばかりか、他の生徒さんの迷惑になります。頑張ることと、無理することは違います。

⑤まっすぐ立てない、膝が痛くなる、椅子から立ち上がる時に何かに捕まらないといけないくらい脚(腿)の筋力がない場合はマシンなどを使ったトレーニングをおすすめしています。生活に支障がない程度でしたら、レッスン中は「ここの筋肉を使わなくちゃ」ではなく、正しい動きを心がけてください。正しい動きができたら正しいところが使えるのです。バレエは踊りですから、筋肉を使うことばかり考えていると硬くて美しくない動きになってしまいます。バレエのパ(ステップ)はポーズではなく『動き』です。

簡潔に、と思っていましたがやっぱり長くなってしまいました。
上達、飲み込みが早い人の特徴を次回は書いていこうと思います。
今回の内容と比べていただけるといいと思います。
それではまた次回にニコニコ