この数週間で代行させていただいたクラスや、新たに私のクラスに来てくださるようになった生徒さんからの質問、あとは動きが違うので私の方から「どのように習いましたか?」とお聞きしたところから、勘違いが多いようなので書いてみようと思いました。

今日は『フラッペ』についてです。

Battement frappe = バットマン・フラッペ

フランス語で【frappe】は「叩く、打つ」といった意味の言葉です。

これを「削る」と習った生徒さんのお話がありました。おそらく、かき氷のような食べ物から連想されたのかな?と思いますが、こちらは【frappé】⇒氷でよく冷やしたというような意味になります。アクサンテギュがついている点だけの違いですが意味が異なります。(そもそもアクサンは同じスペルの単語を区別するためという…)
私が知らないだけで「削る」という意味もあるのかな?と辞書を調べてみましたが載っていませんでした。

「削る」と「打つ」では動きのイメージがまったく違うものになってしまいますね。

他にも私の表現で「音させ競争」と言っていますが(笑)  大きな音をたてるのでもありません。ただ、床を打てていない=爪先を動かせていない、ことにはなるので全く音がしないのは爪先の動かし方や緊張が足りないことが多いのです。よってメインである爪先を伸ばす動きが不足します。

素早く爪先を動かし、出した足・脚を引き戻す、床を打った感覚を鍛える=アレグロなど素早い動きの訓練ですから意味を理解してレッスンに臨むだけでも結果は違ってくると思います。

そして動かす脚・足を自由にコントロールするために、軸足も気を付けてあげましょうね!