久しぶりの更新です!
春休みが終わり、電車の混雑が落ち着いてきたので文章の入力を進められます(笑)

前々回の最後の宣言通り、爪先をのばすために必要なことを書いていきたいと思います。

まず、いきなりですが『爪先を伸ばす』こと自体を勘違いされているかたが非常に多いです。

バレエのポイントでは足指は丸めるのでも、力を入れるのでもありません。
特によく見かける例としては、

バットマン・タンデュのときに、出している方の爪先を床に押し付ける。もしくは体重がかかっている。

爪先を伸ばすためにタオル寄せのトレーニングをしている。

爪先にグッと力を入れる。

これらをやっていると美しくならないばかりか、ジャンプやポワントワークなどにも悪影響です。また、ふくらはぎ含め、他の部分に負担になってしまうこともあります。




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爪先が伸びています




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足指が曲がっています



何が違うのか・・・
まずは床に爪先を押し付けるのは関節を曲がらせているだけ、ということ。バットマン・タンデュの出している方の爪先は床にさわるくらいを意識しましょう。

次には、爪先は『伸ばし』たいのですから、引き寄せる力を鍛えても伸ばすことには繋がりにくいです。本当に筋力がないなら全く無駄ではないと思いますが、何年もバレエをやっているならそこまで筋力がないということは考えにくいです。

について・・・と共通なのと、今までも書いてきたことですが、グッと力を入れたときに使った感じがする筋肉は力んで縮まっています。
だから、普段のレッスンで爪先を遠くに伸ばすように使う方がきちんとした訓練になります。
そして、遠くに伸ばすためには軸足がぶれないように意識しましょう。軸足がグラグラしていては動かす方の脚を自由に動かしづらくなるからです。

この爪先の伸ばしかたができているとバットマン・ジュテ、グラン・バットマン、ジャンプ類の床を蹴る動きのレベルがグンと上がることでしょう。
蹴る感覚がわかってきたときにはふくらはぎより足裏を使う感覚になっているはずです。

ちなみに、指導されている先生の多くは爪先を伸ばしたときに甲がしなって爪先に向かって曲線を描いていると思います。これは曲げているのではなく、伸ばして伸ばしてしなっているのです。ダンサーとして活躍されている(されていた)方は やはり生まれつき関節の可動範囲が広いかたが多く、足首も軟らかい方が多いです。
ですから、曲げることを目指さないで、『伸ばす』ことを目標にしてみてくださいねニコニコ