更新、少し間があいてしまいましたあせる

ターンアウト、難しいですよね。
よく質問されます。

「私の足生まれつき開かないんです。どうしたらいいですか?」

アップアップアップ
今まで一番多かった訊かれかたかもしれません。
稀に日本人でも とてもターンアウトしやすい骨格の人がいますが、骨格のせいでまったくターンアウトできない人はそれより少ないと思います。

何に関しても、思い込みで上達を止めてしまうのはもったいないですビックリマーク


私のレッスンでは「もっと開いて!」とは言っていません。なぜなら、ターンアウトは開くことではないからです。
ターンアウト・・・ターン=回ること、旋回です。
爪先は開いて見えますが、ターンアウトは股関節から下の外旋です。つまり足ではなく、脚が回っている状態です。



あとは
「お尻に力を入れるのがわかりません」
「ハート型(V字型)のお尻になりません」
もよくある質問です。

アップアップアップ
これも、私のレッスンでは言いません。私は代行やイベントレッスンの最後には「質問があったらどうぞ~」とよく言います。遠慮する人が多いので汗汗汗 そうすると訊かれます。

この、皆さんがいう『お尻』とは、たいてい【大臀筋】【中臀筋】あたりのことです。これらは骨盤から大腿骨をつなぎ、足を後ろに蹴り出すとき(歩く、走る)、脚を後ろに上げるときに主に働きます。立っているだけで体を支えてもいます。
筋肉の中で、太腿とお尻の筋肉は大きいので、その大きい筋肉に力を入れてしまうとその奥にあるターンアウトするときに主に働く筋肉の働きを邪魔してしまいます。
つまり、お尻に力を入れるとターンアウトできなくなるのです。
正しくターンアウトができてくると、お尻はハート型になります。下のほうがポテッとならずに、キュッと引き上がったお尻ですねひらめき電球
そのターンアウトするときに主に働く筋肉【外旋六筋】について、次回は書いていきます。

※このブログでは骨格や筋肉の画像は入れません。なぜなら、自己流で「この筋肉!」と思い込んでしまう生徒さんを大勢見てきたからです。筋肉は1ヶ所ではなく総合的に働きます。自分でここの筋肉が働いてるから正しいと思っても、体の感覚と実際の動きが合っているとはかぎりません。
間違った解釈で悩む生徒さんを見てきて、何が違うのか、考え方のヒントやレッスンを見直すきっかけにしていただきたくて書いています。
実際のご自身の体の感覚を確認するためには、是非ひよこ座のレッスンにいらしてみてください。個人レッスンも相談に応じます。
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