世界一の琥珀採取地を誇る港町、グダニスクに来たひよこよさん。





街歩きをしていると、

“琥珀街”のような琥珀ジュエリー専門店が並ぶ通りに着いた。





この左右にある建物全てが琥珀の装飾品店である。

路上で一部の商品を展示し、立ち止まったお客さんを店内へ呼び込むスタイル。


ひよこよさんも吸い込まれるように足を止め、
ショーケースにある琥珀を見ていた。




ひよこよさんは今回、“誕生日プレゼントを探す”という大義名分の元グダニスクまでやってきた。



しかも今年で40歳、

2度目の20歳を迎える記念の年である。



とはいえまだ蟻の屁ほどの良心と羞恥心が残っているひよこよさんは、大きな琥珀を探しているとは言い出せなかった。



40歳になっても乙女なのである。




『嫁の誕生日で指輪を探してる。

地球ぐらいでかい琥珀がいい。』



夫が言った。

夫は乙女ではないので言えるとみた。



ご婦人は店内へ案内してくれ、琥珀の指輪をショーケースから出してくれた。







次々と出てくる琥珀の指輪。



ひよこよさんの好みは琥珀が縁取られていない、琥珀剥き出しの指輪である。



↓の写真で言うところの、

青肉球は好みではなくて、赤肉球が好みなのである。






あとはサイズである。



ひよこよさんは幼い頃に

“指をポキポキ鳴らすと骨が太くなる”

という話を聞いてから、現在に至るまで指の骨を鳴らしたことがない。



そのおかげかおかげでないのかは分からないが、非常に細めの指をしているためサイズがなかなかない。



一目惚れした琥珀があったのだが、やはり大きめである。


しかしシルバーの部分がアジャスターになっており、小さく出来ることは可能であるという。





ご婦人がペンチを使って力任せに頑張ってくれたのだが、思うように曲がらない。



『今、指輪技師がランチに出かけておってん。

2時間もすれば戻ってくるんやけど』



今日中に調整出来るならありがたいことこの上ないと、また戻ってくる約束をした。



その間、数多なるおまりーの写真を撮ったが

彼女が笑顔になることは一度もなかった。



ひよこよさんは縦型の国旗掲揚が好き



グダニスクのシンボルである誰かさん



グダニスクの旧市街はほぼこのような建物



バルト海も行ったが、何故か四肢が伸びっぱなし



2時間後、ご婦人のお店へ戻るとすでに指輪は調整され終わっていた。


そして調整技師はすでにどこかへ行ってしまったという。



しかしはめてみるとぴったりであった。



ひよこよさんは指のサイズを測ってもいないし、伝えてもいない。



最後まで姿を見せなかった調整技師は、

謎にひよこよさんの指のサイズをぴったりと当てて調整していた。



ここまでぴったりにしてくれては買うしかない。


2種類の指輪をお買い上げである。





40歳になると若い頃には似合わなかった色が似合うようになる。


純露の紅茶とべっこう飴の色そのものである。





ごりごりの琥珀が逆におもちゃ感を出しているものの、着けると不思議と品がある。



サイズを確認しない天才調整技師がいるお店はこちら↓




夕刻にチェックインしたホテルは今時珍しいカーテン、サンシェード的なものはないタイプ。





日の出と共に活動開始という、健康促進スタイル。



たくさん歩き、満足した買い物も出来た。


洗面所で歯を磨こうとした時、

ひよこよさんは固まった。






歯磨き粉やなくて、

ニキビ治療薬やんけ




そんなおちょんちょんひよこよさんも10/13で無事に誕生日を迎えました。



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