おまりーが股関節を脱臼してちょうど1週間が経った。


その1週間の間に海賊経営の動物病院へ3回来院し、毎回レントゲンを撮ったのだが


1回目は熱い抱擁を交わしたDr.ウォジチェホスキーが撮り、

2回目はカルバンクライン肌着と共に
レントゲン技師の助手となったひよこよさんが撮り、




3回目の先週の水曜日はブログにこそ書いていないが、当たり前のようにレントゲンの防護服を手渡され、再度見事に助手を務め上げて撮った。



3回目の時はレントゲン室に獣医師の他に看護師もいたが、なぜかひよこよさんに防護服が手渡されたのだった。




ほぼ毎日の通院から家に帰ってからのおまりーは疲れ切っている様子が見てとれた。



お昼間は眠る一方、


夜中はずっと呼吸が荒くなったり、

座りもせずに脱臼した足を軽く上げたままずっと立っていたり、

特に何も行動はしていないのに、脱臼した瞬間の鳴き声で吠えながら急にパニックになったりする。



びびり屋のおまりーは毎日の通院と、

今まで怪我や病気で経験したことのない

『痛い』という初めてのことに理解が出来ず、精神的に参ってしまったようであった。



夜中は寝室のドア付近からずっとリビング方向を見ながら立ち続け、





ドアを閉めて座ったかと思えばずっと眠らない。





そして夜中に急にパニックになり痛そうに吠え出すのである。



骨折脱臼肉離れが日常茶飯事に起こるスポーツを長くやっていた夫は、


『飛び跳ねたり歩いてもないのにまた骨が外れることはないで。

犬はどうか分からんけど、人間は脱臼しても骨がはまったらもう痛くないんや。

おまは精神的に不安になってるだけやと思う。』


とおまりーがパニックになると抱っこしてなだめた。

しばらく抱っこして落ち着かせると、おまりーはまた眠りだすのだ。



痛そうに鳴いたら抱っこしてなだめ、

その様子はまるで新生児のようである。



昼間は比較的落ち着いているものの、

普段はしないような甘え方をしてきたりする。



抱っこされながら眠りたがるのだ。



おまりーはどちらかといえば

『眠りたいので放っといてくださいましね』

系の犬であるため、すごく驚いた。



不謹慎だがとてつもなく可愛い。

この小さくてふわふわした獣が、自らの腕の中で眠りたくて抱っこをせがむだなんて夢のような話である。




ずっと腕の中に抱えながら、

ネットに載っていた眉のあたりにある“精神的不安を減少させるツボ”なるものを優しく撫で続けて寝かしつける。



その日は家事育児などかなぐり捨てて、

とにかくおまりーを腕の中で眠らせた。




すると翌日から目覚ましい回復力を見せ始めた。


脱臼した左股関節を広げて、いつものようにお腹を見せてきたのだ。





よかった。


多少行動に怖々している素振りをたまに見せることがあるが、

それでも股関節の可動域が広がったということは安心材料のひとつである。



3日間の甘やかし期間を経て精神的に安定しだしたのか、歩き方も多少軽やかになってきたので今日から脱臼した左足以外は靴を脱がせた。





今週末にまた海賊病院へ経過を見せに行く。


不安な時の甘え方は大歓迎であるが、

やはり早く完治して欲しいひよこよさんであった。




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