ロシアで過ごした時間の中で、
最も関わりがあったのはウラジオストクのおじさんとM先生、それとモスクワのげにげにーだ。
3人に助けられて、心から支えられて過ごせたことは言うまでもない。
この3人が読者の皆さんからも愛されていることがコメントを通して感じられた。
おじさんとM先生と連絡が取れたことは先々月のブログでもお話したが、
唯一連絡が取れなかったのがモスクワのげにげにーだった。
この世界情勢になる前、コロナ禍の時はInstagramのメッセージでやり取りをしていた。
彼は会社雇いのドライバー業を辞め、
今度は行政機関でのドライバーをしていた。
げにげにーは毎回
『モスクワにいつ戻ってくる？』
と聞いてきた。
ひよこよさん一家がもしまたモスクワへ赴任することになったら、また会社雇いドライバーへ戻るつもりだと言ってくれていたのだ。
あれから世界情勢が変化してしまった。
げにげにーの電話番号も変わっていて、
WhatsApp(LINEのようなチャットアプリ)も届かない。
Instagramにもメッセージを送ったが、ずっとログインがされていなかった。
げにげにーはモスクワに住んでいて、
そしてこのご時世である。
どうしても望まない、想像さえもしたくない想像をしてしまうのだ。
今ロシア国内でどのような状況なのかは計り知れないが、とにかく元気でいてほしかった。
たまにげにげにーのInstagramアカウントを確認しては心配する日々を送っていた。
そんな時である。
夫がInstagramを更新したら、
新げにー(通称:新加勢大周)から『いいね』が付いたのだ。
ひよこよさんは夫に
『新加勢大周に加勢大周(げにげにー)の連絡先を知ってるか聞いてくれ』
と切に頼み込んだ。
すると新加勢大周は今だにげにげにーと連絡を取ることがあるのだと、
連絡先を教えてくれたのだ。
ひよこよさんふ転がり込むようにげにげにーへメッセージを送った。
するとすぐに返信が来た。
相変わらずいつモスクワへ戻ってくるのか聞いてきて、思わず笑ってしまった。
げにげにーは今実家のクラスノダールに2人の娘と帰省中である。
毎年夏は8月の自分の誕生日辺りから1ヶ月ほど実家に帰ることを思い出して、相変わらずにしていたことが嬉しかった。
彼は今、自転車にハマり-10kg減量したそうだ。
100kgから90kgになって、顔周りが引き締まっていた。
とにかく安堵した。
早くこの世界情勢が戻って欲しい。
そんな簡単に口に出せることではないことは重々承知している。
ひよこよさんはあまりこの情勢の話題をブログでは記さないようにしてきた。
悲しすぎて記すことが出来ないのだ。
しかしただただ、ただただ、心からそう思う。
『安堵した』『無事でよかった』だなんて思うこと自体が悲しいことである。
それでもひよこよさんの大切な友人が息災であったことが嬉しく思ってしまう。
1日でも早い平和を祈るひよこよさんであった。
よろしくおねしゃす。
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