おまりーの話をしよう。





靴履き犬として毎度おなじみのポメラニアン、

おまりー。



幼い頃から男性と間違われがちなおまりーであるが、彼女ももう井森美幸の伝説のキャッチコピーと同じく

『おまりー13歳、まだ誰のものでもありません』

状態でプロ淑女と相成った。



プロ淑女は一日中寝ている。





腹時計の正確さは素晴らしいもので、

散歩とご飯の時間だけは起きてきてはひたすらひよこよさんを見つめる。



しかし年に数回、おまりーがご飯を食べない時がある。

ご飯を置いておいてもソファに座ったり余裕なのだ。

かといって

『もう食べないんなら下げるで』

とひよこよさんがご飯を回収しに行こうものなら怒る。



怒って食べるのかと思いきや1粒2粒食べてはまた止めるのだ。



しばらくするとまた勢いよく食べる日が来るのでこちらも様子見を毎回している次第である。



しかしおまりーと共に暮らして13年、

ひよこよさんはこの謎行動にある仮説を立てた。




食後のデザートが不満なのでないか、と。




ひよこよさんはおまりーがご飯を食べ終えるとデザートを少しだけあげている。


歯磨きガムや犬が食べても問題ない果物だ。


主にりんごが多いのだが、ここ最近は季節の果物をあげてきた。



ロシアでのりんごの話

(この話でもおまりーにあげていることが書かれている)



しかし夏は日本同様ポーランドもスイカにメロンが美味しい季節なので、

暑い日にはそれを1cm角に切って凍らせたものを食べさせていたのだ。



そして久しぶりにりんごを与えたのだが、

そのりんごがひよこよさんも好きではない

『すなすな』しているりんごであった。



シャッキリ瑞々しいりんごが好みのひよこよさんは、しょわしょわすなすなしているりんごが好みではない。




そのすなすなりんごを食べた翌日からおまりーはご飯を食べなくなった。




おまりーの心中は計り知れないのでおそらくの話だが、


『ねぇおっかさん、

あたしゃデザート食べたさに食べ飽きたカリカリを頑張って食べてたんよ。

デザートがそのすなすなりんごであるならご飯ももういらんわっつー話ですわ。』


という感じなのかもしれない。




『それなら食べなくて結構ざます。

お腹が空けば嫌でも食べる日が来るざますよ!』


と前までは思っていたのだが、

13歳のプロ淑女なこともあり心配が勝ってしまってネクタリンをあげてみた。





するとおまりーはスピードは落ちるがご飯を全て平らげ、デザートをお願いしに来たのだ。



食べない理由はデザートが真相であったのかは分からないが、

13年共にして初めて気付くこともある。



もうすぐ柿の季節が来て、その後はりんごしかない冬の季節が来る。



おまりーに『旬』というものを切に説きたいひよこよさんであった。



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