日本の酷暑には足元にも及ばないが、
今週のワルシャワは夏真っ盛りであった。





4ズロチ(約150円)で買ったバジルが食べきれないほど育つ中、備え付けの温度計を見てみると…





38度である。



夫が何度もシャワーで水浴びをしてしまう。


というのもエアコンがないからだ。



閉会したばかりのパリ五輪のニュースでもあったように、欧州圏のマンションはエアコンが備わっていない家が多い。

(点けることはなかったが、モスクワの家にはなぜかあった)



冬はセントラルヒーティングが点くので寒くはない。

が、エアコンはないのだ。


4月にワルシャワへ家探しした際に10件ほど回ったが、エアコンが付いている家はなかった。

それがもう標準である。


外にいると背中が燃えそうなほど暑いが、

家の日陰にいると若干暑さが和らぐ。



近年の温暖化によって今までエアコンがいらなかった国も必須になる時がいずれ来るだろう。




今はもう耐え忍ぶしかない。




話は変わるが、ひよこよさんの家は

『鶴の恩返しハウス』

である。


鶴の恩返しハウスに決めた話



トイレとお風呂と洗面所が一体型の、


『今からお風呂入るで』

『今からトイレで1発頑張ってくるで』


“どうか私がいる間は誰も入らないでくださいませね”

と家族に声がけが必須のプライバシーゼロの家である。



シャワーとトイレは壁1枚で仕切られ、




そのシャワーの前には寝室に繋がる洗面所がある。





湯船に入ろうものなら隠すものなど何もない、

もうどちらのドアからでも100%丸見えよろしくなのだ。





ドアがひとつならまだいい。

1ヶ所だけ警戒するならまだいいのだが、ドアが2ヶ所はうっかりも起きてしまう。



しかもトイレ側のドアの鍵は掛けられるが、

寝室に繋がるドアの鍵は掛からないのだ。



なので風呂やトイレに入る度に他に洗面所へ行く人はいないかの確認が最も重要であると言える。




しかし確認の取れない家族がひとりいる。



おまりーだ。



トイレ側のドアは鍵をかけたが、
寝室側のドアをうっかり少し開けてしまっていると



すぐに彼女はやってくる。



そして腹に爆弾を抱えている時ほど彼女は

『撫でてくれますかね?』

とすり寄ってくるのだ。





猛暑でもエアコンがなく、

風呂トイレのドアが2ヶ所で毎回冷や冷やし、

そんなことはお構いなしに犬が見に来る家…



そんな家でひよこよさんは今日も過ごす。




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