ひよこよさんは期待すれば期待するほど願いが叶わない。
前回この話はひとりでサンクトペテルブルグに旅行に行った際に記した。
今でもこの不思議な力は健在である。
最近ひよこよさんがお気に入りのピザ屋さんがあった。
ブッラータチーズと甘いチェリートマトのピザが美味しいピザ屋さんである。
美味しかったので2週間連続で通った。
そして3週間目、店は潰れた。
またある日、近くのモールへ行ったとき。
乾燥によって手荒れと足の踵のがさがさがひどくなり、
夜はお布団の中で自分の踵でもう片方の足のふくらはぎを掻くような生活になってしまったのでオーガニックのクリームが置いてあるお店へと向かった。
閉店してた。
『あらー…』
と思いながらも気を取り直して、腹ごしらえにフードコートへ行こうと足を向けた。
フードコートには馴染みの『寿司ではなくsushi』の店がある。
店員さんと顔馴染みになり、ちょっと話をしつついつもそこでひよこよさんは寿司ロールを注文していたのだ。
跡形もなく消えてた。
『ここにかつてはお店がありました』
と言わんばかりの床の変色だけを残し、跡形もなく消えていた。
ひよこよさんが気に入ると消えてしまう呪いをかけてしまうのか。
期待とは何なのか。
そう自問自答し、ヤスリで踵をけずる夜である。
よろしくおねしゃす。
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ちなみにこの日のこの後、気合いを入れたくて駐車場横にあるDyDoの自販機でデカビタを買おうとしたんです。
自販機壊れてた…
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