今日のモスクワは吐く息が白かった。
もう冬寄りの秋である。


衣替えという大掛かりなものではないが、子どもたちの洋服を整理していた。
特に次男はサイズアウトが激しい。


棚を行き来していると、ふと長男が新学期初日(入学式)に持って帰ってきたものが目に入った。


あとでゆっくり見ようとしまっていたが、何だか急に見たくなって手にとった。


大きな冊子が2冊に小さな冊子が1冊。
小さな冊子には長男の名前が書かれていた。

何の気なしに開いてみたが、おそらくそれは
『先生が言った英単語を読み取り、スペルを書く』
というものであった。



【2018年5月11日。】



4月にプリスクールに入園し、先生に「アルファベットをすべて覚えてきて」(5月18日記載)と言われて、
親子で泣きながら毎日練習していたころである。

アルファベットを書くので精一杯だったであろう。
9の『deep』はひよこよさんにとっては100点である。


【2018年5月25日(2週間後)。】



書けるアルファベットが増えた。
頭文字と次の文字が書けているところもある。
5番の『Looc』が惜しい。

【2018年6月8日(4週間後)。】



とうとう正解が。
しかも3問。


【2018年6月22日(6週間後)。】



正解が5か所、半分が正解となった。

先生の発音を耳で聞き、意味は分からずとも文字に起こしたのである。



…そしてこの後は夏休みに入った。

ひよこよさんは先生に簡単な本を数冊借りて、時間を決めずに好きな日に少しずつ長男と読んだ。

頭に少しでも残るように。
9月からの学校生活で振り出しに戻らぬように。


そして長男は先週の金曜日…




満点を取ってきた。


思わず泣いてしまった。
ひよこよさんが思っている何倍も長男は諦めずに頑張っている姿が見てとれた。



…先週から単語を練習する宿題が出ている。

長男がスペルを書いている間、ひよこよさんも一緒にテーブルにいる。

が、練習している長男に
「文字と文字の間空けすぎると枠に入りきらんくなるで。」
だの
「ちゃんと消しゴムできれいに消さな、また汚くて読めないで。」
だの妖怪小言ばばぁが出てきてしまう。


あまり小言は言いたくない。


ひよこよさんは長男がひとつ単語を書く度に『おともだちちゃん』を紙に描くことにした。




ひとつ単語を書くと『おともだちちゃん』が増える。
長男も楽しんで宿題が出来た。


そしてひよこよさんも『おともだちちゃん』を描いているとイライラが消える。

不思議とにこにこ笑っている『おともだちちゃん』は怒っている時に描けないものなのである。


win-winの世界、ここにあり。



子が1年生であれば親も1年生。

先は長いが、今は楽しめればそれでよいのだ。



よろしくおねしゃす。



**いつも読んでいただき、ありがとうございます。
さんからのいいね!やコメント、フォロー登録などなどがとても励みになっております。

寒すぎて300デニールのタイツを買おうか迷う。




これからもよろしくおねしゃす。**

にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ
にほんブログ村