「君に届け」を見ました。


浮かれPONCHI DIARIES


原作のマンガは読んだことないし、深夜に放送していたアニメは2,3度目撃したことはある程度なので、

特に思い入れはなく、ただ、予告編を見て泣いたので、あーこれ絶対に見ようと決めておりました。


予告編やチラシから伝わってくるキラキラ感は、本編でも圧倒的で、

そしてなにより、青春ドラマを直球でやられてもう泣きまくりマクリステル。


生まれ変わったら三浦春馬になってもいいかなーって思いました。


とにかく、素敵な映画でした。


10月8日(金)から「SPEC」が始まりました。

正式タイトルは「「SPEC(スペック) ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」。

はぁ?っていうぐらいの長さ。


そもそもこのドラマ、制作発表時には「ケイゾク2」というタイトルがついており、

その名の通り、1999年に放送された「ケイゾク」の続編という位置づけでした。


しかし、いざ「SPEC」が放送開始になってみると、「ケイゾク2」という言葉は消え、

「ケイゾク」出演者のうち数人が出演している程度のリンクさで、

世界観を引き継ぐという言い方のがふさわしい感じです。

そもそも「ケイゾク」の主演である、中谷美紀と渡部篤郎が出演しないので、

続編という設定は厳しいですね。


この「ケイゾク」の放送時は、視聴率が30%いったら大ヒット。

すべてのドラマが20%を目標に作られていた中で、13%という結果で惨敗。

TBSの看板枠である金曜10時枠だったので、恐らくTBSの誰かが責任をとらされたはず。

そんな記録上では圧倒的な敗北だったものの、かつてなかった斬新な映像と内容は、

熱狂的なファンを生み、結果、スペシャルドラマ、映画を発展をとげます。

発展をとげるにつれて内容が破綻したことは置いといて、

狂っているのは犯人だけではない、という設定と、

緻密な脚本は刑事ドラマをネクストレベルに押し上げたのは事実。


「ケイゾク」放送からさらにさかのぼること2年の1997年に放送されたのが「踊る大捜査線」。

刑事もサラリーマンである

事件が起き犯人を捕まえることがストーリーの柱ではない

という設定はそれまでの刑事ドラマの概念を覆し、

新時代突入の幕開けとなった記念碑的な作品。


「踊る」と「ケイゾク」は内容こそ全く違うけれど、

刑事ドラマというジャンル、それ以上にドラマ史では避けることができない作品となりました。


特に「ケイゾク」は分かる人にはわかる、つまりカルト的な内容であったため、

視聴率が奮わなかったことも手伝って、伝説と化しています。


そんな伝説のドラマの続編が作られる、そりゃいろんな意味で話題になります。


しかし、「ケイゾク」のメインキャスト2人が出ないとわかった時点で多くの人の批判が集中。

まあ、何度もいいますが、ストーリーは、破綻という名の完結を迎えているので、

想い出はきれいなままに、の状態でそっとしておいてよ、というのが本音ですね。


なので、全くというほど、期待をせずに「SPEC」を見ました。

しかしながらその期待の低さが功を奏したのか、このドラマ・・・凄え・・・。

今更、超能力を取り扱ってるところとかイタイ以外なにものでもない、

何より、それは同じ堤幸彦演出で「トリック」で徹底的にネタにしてきたこと。


でもそんな不安を吹っ飛ばす勢いで、このドラマの完成度は凄いです。

まあいろんな意味でつっこむところは多いですけども、

完全に振り切れてるしぶっ飛びすぎてるので、もうこちらは何も言うことはございません。

どうか、最後までその勢いを持続させて下さい。


僕は、いろんなところに浮気をしまくっていたけれど、

戸田絵梨香がやっぱり最強にかわいいということに改めて気づかせて頂いたので、

それだけで満足です。


万歳エリカ。


では。



今日は、予定が急遽変更になったので、今日から公開の「BECK」を見てきました。



浮かれポンチ・ダイアリーズ


最高でした。


原作のマンガは全く読んでいないので、何の思い入れもないけど、

ここまでまっすぐな青春映画を見れるとは思ってもみませんでした。


とにかく出演者全員がいい!

水嶋ヒロと佐藤健の話かと思いきや、サブキャラがしっかりと描かれていて、

スピンオフが何本作れるのやらっていう感じです。


帰国子女という設定をナチュラルに演じた水嶋ヒロと忽那汐里を見て、

オーバーですが、時代が変わったってなんだか感動しました。


向井理はここ数ヶ月で一気にさらにブレイクしたので、

製作時と比べて現在のポジションの差が激しいのがウケます。

「ハナミズキ」といい、今回の「BECK」といい、メイン扱いでないところがもったいなくもあり、

今後に期待が膨らみます。


そして何よりも、やっぱり堤幸彦は凄いです。

現在の邦画界で最高の雇われ監督ではないでしょうか(120%の褒め言葉です)。

記録も記憶も残せる監督。


ということで、「今」を確実に切り取った映画なので、是非、今見て欲しいです。


追伸

青春映画ならではの印象的なセリフが沢山ありますが、

それ以外に、水嶋ヒロの日本語がうまく話せない、言葉がでてこないという設定での、


「君のコウモンは何時?」


が一番好きです。