【RUNの疑問にズバッと回答!】(3)走るとカゼをひくんだけど? | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

【30日間連続・RUNの疑問にズバッと回答!】チャレンジの3日目(6/3)です。

☆質問(3):ランニグ後によくカゼを引いてしまいます。どうすればいいですか?

 

☆前置き:実はこれ、結構深い問題なんです。

私は、ランニング後のカゼ症状には2種類あると思っています。

(1)ハードなランニングの後にカゼをひく

(2)ハードでも長距離でもない日常のランニングでカゼをひく(初心者に多い)

 

☆お答え:【(1)ハードなランニングの後にカゼをひく】はよくあります。

多くの人が解説しており、当然『免疫力低下』ですが理由は大体2つ。

 

①激しい運動で唾液中の『分泌型免疫グロブリンA(SIgA)』の分泌が下がる

グロブリンA(SIgA)の唾液中濃度が高いと、感染症になりにくいことが分かってます。

レース等、激しい運動で唾液中のグロブリンAの分泌が下がっちゃうと

免疫バランスが崩れてカゼひいたり、体調が悪くなります。

 

②激しい運動→交感神経が過剰→活性酸素増える→免疫細胞の機能低下・免疫細胞のDNA損傷

という訳で、これじゃカゼひくワケだ!って思いますよね。

 

他に、筋肉細胞も壊れるし内臓も疲れてるので

それらの修理を頑張ってると、バイ菌まで手が回らないようです。

 

ハードな運動は、交感神経を過剰に働かせて免疫バランスを崩すため

適度な運動にして、大きな負荷をかけないようにしましょう。

 

【(2)ハードでも長距離でもない日常のランニングでカゼをひく(初心者に多い)】

さて、こっちが問題なんですが、初心者でこれ感じてる方多いんじゃないかと思います。

 

ウチのカミさんが初心者だった頃や、当院のランナー患者さんの話しでも

初心の頃、5~6㎞ゆっくり走った程度で怠くなったり、カゼひいちゃうんですよね。

 

ところがネットで調べても

『ハード・ランのカゼ』ばかりで、『低強度のカゼ症状』は誰も言ってないんです。

なので私の経験からの考えを述べてみます。

 

<免疫力の条件は3つ>

①体温上げる:筋肉を増やす・運動する(お風呂・サウナは外部入力なんで逆)

②脳の状態:姿勢を良くする・セロトニンを出させる・ストレスを捨てる

③腸内環境:酪酸菌・酢・発酵食品を食べる

 

①体温上げる:高体温は免疫力高く、低体温は免疫低下状態。

私の経験で恐縮ですが、3月4月の昼間ゆっくり10㎞走った後

手がかじかむ程すごく寒く感じ「今、免疫低下中。」って思う。

食事をするとポカポカするので、エネルギー入れればすぐ回復します。

 

初心者は、まだ筋肉量少なく、5㎞でも大負荷なので復活に時間かかる…

時間かかってる間にカゼ引いちゃう、…っていう要素が一つあるかな~。

 

②脳の状態を良くする:初心者にとって5㎞のランニングは大いにストレス…

…なので免疫低下してる間に風邪ひくんじゃないかな~。

 

③腸内環境:は人それぞれの食習慣次第。

『食物繊維』を摂ると、善玉腸内細菌整って免疫アップしますよ。

 

以上から【②日常のランニングでカゼをひく(初心者に多い)】の対処法は

『ムリない距離をいっぱい練習する。だんだんカゼひかなくなる。』で~す。

 

誰でも初心者の頃はみんなそうだったんです。貴方もだんだん変わります。

無理してRUNをキライにならないように、地道にトレーニング続けましょう。

 

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