弱くて小さな自分を認めて… | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

恥ずかしながら告白します。

私は、11/3のフルマラソンを申し込む時に迷いました。

(レース顛末は前回『ぼろぼろワーストのフルマラソン』をご参照下さい)

 

理由は、もう速く走れない自分を見るのがイヤだから

過去との違いを、年のせいだと諦めるのがイヤだったから

誰かに「大した事無いじゃん」と思われたくなかったから…

 

本来、レースはワクワクするものなのに

それよりも、辛い事はしたくないけど認めらいたい

という情けない気持ちが大きかった…

 

 

私の義理の父は81歳

孫と一緒に『親子マラソン』の2㎞を走るため

60歳から走り始め、それから毎年10キロのレースに出る

20年間全て完走。

 

目的は年賀状

完走写真を載せて、親戚・友人に送る。

無口な人だが、毎年静かな自己主張をしている。

 

でも、そんな理由はどうでもいい事

タイムは『1時間15~18分』程かかるけど

81歳で10キロ走れる事実がスゴイ事

「自分は絶対走れる」という、確信が持てる事が素晴らしい!

 

 

9月末に義父がレースに申し込む事を知り

フルマラソンも同時開催というので

ちょっと考えて、私も申し込みました。

 

その『ちょっと』が心の弱さ

・レースのワクワク

・ゴールした時の達成感

・モヤモヤが吹っ切れるかも知れない期待

・イヤな事から逃げなかった自分の誇り

こんないい面もあれば…

 

遅いタイムで落ち込むだろうけど

・申し込まず逃げた時の後悔

・義父が走ったのに自分が走らなかった後悔

こんなマイナス面の理由もあったため

『ちょっと』迷ってしまいました。

 

 

さらに、もう一つ迷った理由は

 

今年1月に『坐骨結節』を故障して

四苦八苦しながら復帰したら

目標だった『UTMF/ウルトラトレイル・マウント富士』

が中止になってしまった。

 

その他のレースも行われないようだし

コロナで、日常診療の時間も空いたので

それなら、新たな事にチャレンジしようと

セミナーや読書・断捨離・溜まっていた雑用

YouTubeやマーケティングの勉強を始めました。

 

ところが、意外に早く普通に戻ってきたため

今度は、始めた事に振り回される結果になってしまった

当然、しわ寄せはトレーニングに行きます。

 

なんとか練習時間は確保しても、精神的に集中できず

秋のレース開催が、ちょこちょこ聞こえてきても

「いや、今年はレースを走らず、始めた事を前に進めよう。」

…最初は、そう割り切っていました。

 

しかし、YouTubeで『ウルトラランナー』を標榜している手前

フルマラソンを、一本くらい走っとかないとマズイかな~

というような『迷い』に悩む事に…

 

しかし、走らない選択肢は無いので

「…しゃあない、出るか…」と仕方なく申し込んだ次第。

 

 

スタート前

「もう思い通りに、速く走れないのではないか…」

という漠然とした恐怖に囚われ、『他人の評価』を気にしていた。

 

そんな下らない事で、やりたい事もやれないなんて

なんて自分は小さな人間なんだろう。

 

それでも、そんなグダグダな心でも

晴れ渡った秋空の下、こんなに広い空間で

久々に、心を自由に解き放ったような気がします。

 

結果はボロボロ

肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまったけど

本当に走ってよかった。

取りあえず、最低限の自尊心は守れた気がします。

 

 

【先週のトレーニング】

11/02(月):休 み

   03(火):『スポーツメイトラン渡良瀬遊水池マラソン大会(フル)』:3時間31分14秒

   04(火):休 み

   05(水):休 み

   06(木):休 み

   07(金):休 み

   08(土):ウエイトトレーニング

 

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                        【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】