【40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ】の能書き・その2 | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

もう20年以上前、大宮公園を走っていた時…

[背中が丸く・顔が前に出て・膝が曲がり・小股でペタペタ]

走る若者を見た…

 

「何であんな走り方をするんだろう?」

私が目指すフォームと、真逆の走り方だった…

「…試してみよう…」

 

 

力を抜いて、肩を前に落とすと…

背中が丸くなり・顔が前に出る

腰が落ちて・膝が曲がったまま着地する

歩幅が小さくなり・スピードが落ちる…

 

その訳がわかった

「うわ!すごい楽。」

なるほど、みんなこの姿勢で走る訳だ。

 

体幹を使わないので、力を入れなくて済む

股関節は動かず、膝から下で走る感じ

腕も振りずらく、ダラダラ走るイメージだった。

 

「…15㎞しかもたないな…」

昔走った『上尾シティマラソン』(ハーフ)の

18㎞辺りの辛さの記憶が甦った

 

レースの時、ダラダラフォームのまま

『抹消の小さい筋群』しか使わず速く走るのは

すぐ疲労するため、40~60分なら持つものの

それ以上になれば、逆に苦痛に置き換わっていく

 

 

おそらく彼は、練習で16㎞とか90分など

あまり走った事はないはず

このフォームじゃ、辛くてやってらんない…

 

「でも彼は、これがランニングだと思ってるんだろう…」

これしか知らないのだから…

 

比べてみれば、すぐわかる

20㎞以上走るなら、体幹を使ったら全然疲れが違う

大パワーを長時間発揮できる筋肉だから

楽に速く走れる。

 

でも、経験した事ないからわからない…

 

それに、体幹の3つの筋肉は目茶苦茶サボり屋

特に『腹横筋・僧帽筋』に

言うこと聞かせるトレーニングは大変。

 

今が楽ならそれでいい…と考える

 

「ダメだこりゃ!」

私は、もとのフォームに戻した

 

 

「楽に速く走るために」

昨今、多くのランニング・コーチが指導している

 

その方達は、箱根駅伝ランナーや実業団ランナーたち

速くなるトレーニングのエキスパート

「フルマラソンを速く走るため」なら

彼らのコーチングは最高

でも…

 

多くのランナー達は

コーチの出す課題を上手くできないか

改善にすご~く時間が掛かる

 

それは

コーチがマスターしている『正しい動き』

(立つ・歩く)ができないため

その『正しい動き』レベルに至るまでに

膨大な時間が掛かるか

やってるつもりで、できてない…

 

コーチが期待する

[骨盤の角度・股関節の可動域・使ってほしい筋肉]

を上手く動かせない

 

 

ウルトラマラソンをリタイアする3つの理由

 ①様々な苦痛に耐えられず諦める

 ②局所の痛みで走れない・歩けなくなるため

 ③走力不足で制限時間に間に合わない

 

私が『40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ』で目指すのは

『痛くなく・超長距離を走る事』

 

もちろん『速く走る』事と重なる部分は沢山あります。

楽でなければ、フルを速く走れないし

楽でなければ、12時間や100㎞以上走れない

 

ウルトラは、そこそこスピードあれば

トラブル発生時、時間が掛かってもなんとかゴールできる

(補給ミスや何処か痛くなったり、絶対発生する)

 

①『苦痛』の耐性、③『走力不足』は

[長距離長時間・暑い寒い・厳しい高低差]、等

どれだけ辛いトレーニングをしたか、の『練習量』による。

 

②『痛み』は、走力アップに大いに影響します。

『走力アップ』は、練習量が勝負…

だけど、多くのランナーが練習量・質を上げたくても

膝・ふくらはぎ・足底、等の痛みで増やせない…

 

『正しいランニングフォーム』で走れば

局所への応力集中が、正しく全体に分散されるため

局所の痛みは発生せず

距離を増やせ、スピード練習ができます。

(全身の痛みは別→これが苦痛)

 

私は『構造医学を学んでいる柔道整復師』なので

皆さんにウルトラマラソンをゴールして頂くために

最も腐心するのは、一番問題の『痛みを作らない事』

 

痛みが出てから取るのではなく

痛みが出ない体の使い方

『正しい立ち方・正しい歩き方』をマスターすれば

自然に『正しいランニングフォーム』を感じ取れるようになります。

 

練習なら、コーチの課題を短期間でクリアできるようになり

超長距離レースなら、痛くないので

計画通りに走れるようになります。

 

 

…以上のような問題点と解決策を

長年考えて来ました。

 

30年『構造医学』をベースに、施術・治療と

自身のマラソン・トライアスロンの経験から

やはり基本のキである

『正しい立ち方・正しい歩き方』のマスター

が最重要という結論に達しました。

 

『40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ』動画は

当たり前の事しか言わないし、すごく退屈だと思います

 

でも私は今でも、自分の

『正しい立ち方・正しい歩き方』をチエックしています。

 

前回から2回にわたって

『40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ』の

考え方を書きました。

 

どうか皆さんも

もう一度、ご自分の『立つ・歩く』に向き合ってみてください。

必ず何か気が付くと思いますよ。

 

長~い説明を最後までお読み頂き

本当にありがとうございました。

 

40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第1回】『正しい姿勢』の作り方

40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第3回】『正しい歩き方』

40歳からのウルトラマラソン・チャレンジ【第4回】『歩かないで歩く練習』

  ↑クリックしてください。

 

【先週のトレーニング】

 8/17(月):休 み

   18(火):ウエイトトレーニング

   19(水):休 み

   20(木):休 み

   21(金):ラ ン・10,1㎞/1時間06分46

   22(土):スイム・1,8㎞

   23(日):①ラ ン・10,0㎞/1時間04分50

         ②バイク(ローラー台)・64,76㎞/120分・平均32,3㎞/h・瞬間最高37,7㎞/h

 

ふく山接骨院のホームページ

                        【腰痛・膝痛 さいたま市北区 ふく山接骨院、福山眞弘】