高橋大輔選手の気持ち | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

フィギュアスケートの高橋大輔選手(32歳)が、12/25全日本選手権で2位になりました。

2014ソチ・オリンピック後の引退から、4年経っての現役復帰、わずか1年で全日本2位の成績です。

今回の復帰チャレンジの時から応援している私は、本当に素晴らしい成績だと思います。

 

32歳は、世間ではまだ若者でも、フィギュアの世界ではベテランどころか引退・指導者の年齢。

現役に戻った理由をTVでは、現役時代最後をケガのため『3トゥーループ』を飛べなかった事への後悔

その他まだやり残した事があるから、と説明していました。

過去、平泳ぎの北島康介選手やテニスの伊達公子選手等、多くのアスリートが引退後復帰しています。

 

復帰を聞いた時私は、自分と同じような気持ちを持っていると思い、自分と近い存在に感じました。

レベルや住む世界が違う私が、コメントするのは生意気と思われるでしょうが述べさせてください。

 

 

世界で戦うためには、肉体(フィジカル)は超一流、さらに強靭な精神(メンタル)も要求されます。

そしてその上で、想像できないような過酷なトレーニングを、日々こなさなければならない。

 

しかし、目標を達成した時、『なりたい自分になれた』時は叫びたいほどの高揚感を感じられ

自分の競技結果で、多くの人達が歓喜し称賛してくれます。

反面、結果が出なかった時、ふるまいが悪かったり不祥事の時は、マスコミから容赦なく叩かれる。

 

日の丸ニッポンの期待を背負っているから、多くの人達に支えられているから、そんな環境でも頑張る。

疲労しない若い肉体、大いなる野心を持っている時はそれも可能です。

 

しかし10年近くもやっていれば、さすがに疲労は蓄積し、強靭なメンタルもすり減ってくる。

勝手にやめられないしサボれない、本当はイヤでも口に出せず、周りは期待して煽り立てて来る。

 

おそらく「引退」の言葉が心に浮かんだ時は、すでに闘争心や野心は消えかかっていると想像します。

そして、きっかけとなるケガや不本意な結果があれば、マスコミや世間が理解してくれる理由になる。

…そして引退

 

 

ならばなぜ復帰するのか? 私が思うに

 ①世界最高レベルの戦いに参加できる高揚感、過酷なトレーニングに立ち向かう緊張感。

安易な言葉で言うと「ギリギリのチャレンジのドキドキ・ワクワク」

 ②そんな状況に対応している充足感、環境に適応できる満足感。

 ③そして、結果を出した時の輝くような扱い、世間の高い評価、人々の華々しい対応。

 

これらの感覚は、一度味わった人にとっては忘れられないのではないかと思います。

私レベルでも①の「ギリギリのチャレンジのドキドキ・ワクワク」、②の充足感満足感はわかります。

③の評価も、世間で変態扱いされる過酷なレースを走ると、同じような変態さん達から褒められちゃう。

50歳過ぎると社交辞令を除いて、褒められる事とか認められる事なんかないのでこれは素直に嬉しい。

 

 

さて、高橋大輔選手を自分と同じような気持ちと思い、自分と近い存在に感じた理由は

   『年齢への挑戦』

勝手な想像ですが、32歳の髙橋選手、年が明ければ59歳になる私の共通点は

   「何時までできるんだろうか? これが最後になるかもしれない。」

常に 「もう時間が無い。やれるうちにやらないと…」 という焦りに突き動かされている事ではないかと。

 

インタビューのお顔を拝見していると、これらの苦悩が現れているように感じます。

良い意味での焦燥感・悲壮感が、彼の『男の顔』をモノスゴク魅力的に見せます。

残念ながら、そういう魅力は私には無いですが、多分気持ちは近いのではないかと思っています。

 

超長距離のレースで出会う仲間達は30代~40代、パラパラと50代の年下達。

しかし年齢などには関係なく、一旦スタートすれば同じ条件で同じゴールを目指す仲間達。

 

いくつになろうが 『スタートすれば必ず帰って来る!』 が私の主義。

まだまだ若いモンには負けん!

 

 

12/22(土)は、26,3キロ/ペース走(2時間25分)でヘロヘロで帰宅。

23(日)は、ウエイトトレーニングをちょっと多めにやってダル~イ

24(月)は、朝21,5キロジョグ(2時間13分)。夕方12,2キロ(1時間47分)の二部トレーニング。

夕方ランは、さいたま新都心~コクーン新都心のイルミネーションを見ながらクレープ食べてのジョグ。

 

来年GWの『川の道フットレース・半分コース254キロ』が頭にあるため、つい距離が伸びちゃいました。

 

 

【先週のトレーニング】

12/17(月):休 み

  18(火):ウエイトトレーニング

  19(水):休 み

  20(木):①スイム:1.5㎞ ②バイク:スピニング60分

  21(金):休 み

  22(土):ラ ン:26.3㎞/2時間25分58「ペース走」

  23(日):ウエイトトレーニング

  24(月):):①ラ ン:21.5㎞/2時間13分 ②ラ ン:12.2㎞/1時間47分

 

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