標高2500mの多彩な状況のコース、ハードでドキドキなトレイルを走ってきました。
本来8/5(日)の予定は、富士山トレーニングPart3のはずだったのが、チョット飽きちゃったので
埼玉県=山梨県の県境『西沢渓谷・雁坂峠』に変更し、ハードに走って来ました。(ホントはほとんど歩き)
富士山トレーニングの目的は、ヨーロッパのトレランレースの特徴である「長時間登りっぱなし・下りっぱなし」の練習のためですが、レースでの最高点3000m程度ではまだ動けるので3700m級の練習は不要。
また、「大砂走」のような特殊な下りは無いため、標高2500m級の山で動く練習が最適と考えました。
< 倒木はあるものの明るく美しい森を抜けていきます。 >
大宮・自宅を午前3:20出発、雁坂トンネルの出口「道の駅みとみ」に5:50到着、道の駅を6:20スタート。
天気は晴れ、早朝のスタート時は気温22℃と快適な中、甲武信岳(こぶしがたけ)に向かいます。
<コース> 約22㎞
道の駅みとみ→(徳ちゃん新道)→分岐点(左折)→甲武信小屋→甲武信岳山頂→三宝山山頂→
甲武信岳山頂→甲武信小屋→分岐点(左折)→笹平避難小屋→西破風山→東破風山→雁坂嶺→
雁坂峠→沓切沢橋→石楠花橋→料金所→村営釣場→雁坂峠入口→道の駅みとみ
標高が高いためか、白樺と明るい緑色の下草、苔むした岩による美しい森の中を登って行きます。
しかし、涼しい割にはすぐに汗だく、2300mから薄い空気で脚が重くなり、結構ハードな登りがあります。
抜いたハイカーは8人ほど、山小屋に前泊と思しき15人程度とすれ違い、登山者は多くないようです。
< 甲武信岳 涼しく気持ち良い風が吹ていました。>※写真が縦にならない(@_@)
今回の目的は、トルデジアン用に新調したシューズ(モントレイル社・マウンテンマゾヒスト4)の足慣らし。
同じく新調したストック(ブラックダイアモンド社・ディスタンス[アルミ製])の練習です。
ストックは苦手で、上手く扱えないため2014年のUTMB以来の使用です。
< 甲武信岳(2475m)から望む富士山。 真ん中に薄っすらと見えます。>
コースの分岐点を左折して山小屋『甲武信小屋』を通ると、宿泊した登山者10人ほどが朝食中。
小屋を通過して、日本百名山・甲武信岳(2475m)山頂に午前9:41到着。(所要時間3時間21分47秒)
山頂は気持ちよく晴れて、富士山を美しく望めます。 10人位が休んでいました。
< 甲武信岳山頂から30分ほど先にある三宝山(2483m)山頂 >
甲武信岳山頂から、約1㎞先の三宝山山頂を目指します。
三宝山は、標高2483mで埼玉県で最も高い山。(所要時間3時間49分39秒)
その山頂は甲武信岳より高いのに、木々に囲まれているためまったく景色が見られない珍しい山。
三宝山山頂を折り返し、甲武信岳山頂を通って再び甲武信小屋へ。
山頂から少し下った所の『甲武信小屋』で、トイレを借り(使用料\100)、水1㍑/50円を買う。
これは良心的なお値段で、富士山・山頂のトイレ料金\500はチョット高いような。(でも仕方ないかな)
< ルートの復路の分岐点 >
甲武信小屋→分岐点(所要時間4時間17分50秒)を左折して西破風山(にしはっぷうさん)に向かいます。
緩やかな登りの、明るく美しいルートを、ず~っと歩きで快適に進みます。
途中に笹平避難小屋があるのは、一旦天気が荒れれば雪や雷がすごいのだろうと想像します。
内部は薪ストーブと広いスペース、きっとこの小屋で多くの登山者が助けられたんでしょう。
しかし小屋の裏側はゴミだらけでちょっとガッカリ。
< 笹平(破風山)避難小屋 >
ところで、分岐点→雁坂峠のルートに入ると、まったく人がいません。
何とこの後、新しい足跡は時折見るけれど、村営釣場に出るまで誰一人すれ違いませんでした。
< 笹平避難小屋の内部 > ※写真が縦にならな~い。
登山道を進む途中、景色が開けると目の前に均整の取れた西破風山(標高2318m)がド~ン。
ところがどっこい、登り始めると狭くて急でとてもキツくてハード。
キツイため、これが山頂かと期待するけれど、偽ピーク(偽の頂上でガッカリする)には騙されません。
この急な登りは、心なしかUTMBの途中の登りに似ているような気が。
西破風山(標高2318m・所要時間5時間55分25秒) に到着。ここまで水平距離で11.927㎞。
ところで、ストックの処理について
急坂や岩場の登りや、私の場合は下りで上手く扱えないためストックは邪魔。
それと、移動しながら食べる時のストックの処理はとても気になる問題。
簡単に着け外しができ、低い位置だと地面に引きずり木の根に引っ掛かるため、高い位置に保ちたい。
考えたのは、畳んで胸部のゴムに留め、ブラブラする下部はリュックの腰ベルトに挟む方法。
補給時は伸ばしたままブラブラ付けるため、落ちないように上部はゴムのシューレースロックで絞る。
しかし畳んで収納時、下部を腰ベルトに挟むと気になるし、前方への転倒時に肋骨骨折の可能性。
伸ばしたままでも止められるよう、洗濯バサミを使うか検討する必要あり。
そして、東破風山(標高2260m)へは約2,6㎞/1時間02分。(所要時間6時間22分10分)
で、雁坂峠(標高2082m)に到着。(水平距離14,602㎞/所要7時間24分10秒)
下界はきっと猛暑なのだろうと思いつつ、涼しい風を味わう。
ここはかつて、武田信玄の軍用道路で、数千数万の将兵が通ったのか、と想像します。
この細い急坂を馬が登るのは、とても大変だったと思います。
< 雁坂峠からの天気・重い雲が垂れこめて今にも降り出しそうな雲行き >
雁坂峠からはゴールまで、ほとんど登りはなし。
草原の急斜面をつづら折りに下りてくると、川沿いの長いトレイルが始まります。
< 滝のような川の流れ >
この川沿いから冒険が始まる。
人が入らないためか川沿いルートは不鮮明で、木の枝のピンクのリボンを目印に進みます。
緩やかな下りで走れるけれど、疲労のためずっと歩いて進む。
落ちると大ケガしそうな崖崩れの斜面や大きな岩場、浅い河原を渡ったり、大きな岩を渡ったり。
そして、写真のようにロープをつたって渡川し、岩場をよじ登るルートにドキドキ。
< 穏やかな下りの川沿いルートの途中に時々「オオッ!」という場所が現れます。>
雁坂峠から、草原の下りと川沿いのルートがひたすら嫌というほど90分。
いつまで続くのかと思う頃、ようやく沓切沢橋が現れ舗装した林道へ。
<沓切沢橋→石楠花橋→料金所→村営釣場→雁坂峠入口→道の駅みとみ>の舗装路はランニング。
ゴール・道の駅まで600mの所で、現在位置と戻る方向が分からなくなり人に尋ねる始末。
地図読みの練習を痛感しつつ、ゴール・道の駅みとみに到着。 お疲れ様でした ('ω')/
水平距離22,204㎞/9時間36分38秒
さて、装備については
ストック使用は登りについては楽、下りと平地は邪魔、扱いに少し慣れました。
収納方法は、ゴムで胸部に装着はいいものの、下部分のブラブラを止める必要があり。
水の補給を増やして脱水予防を心掛けたものの、もっと飲まなければ足りないようです。
寒冷時のウエアの選択は、まったく未知の状態。
何を着るか行き当たりばったりの出たとこ勝負、ダウンを持つべきと思うもカサバルから入るかなぁ。
トルデジアンまで、いよいよ約1ヶ月。
ハードで長時間のトレーニングはこれが最後、この後は疲労を抜いて行きます。
〖先週のトレーニング〗
07/30(月):休 み
31(火):ウエイトトレーニング
08/01(水):休 み
02(木):バイク:スピニング60分
03(金):ラ ン:6,0㎞/43分
04(土):スイム:2,0㎞(半年ぶり)
05(日):ラ ン:<西沢渓谷・雁坂峠>水平距離22,204㎞/9時間36分38秒
~ おまけ ~
『ジャスト50小チャイおばさんのUTMBリベンジ⑥』 ~UTMBへの道再び2018~
※UTMB:『ウルトラトレイル・ド・モンブラン』
欧州アルプス最高峰のモンブラン(4810m)とその山郡の周囲170kmを
制限時間46時間30分で走破する、「世界最高」といわれるトレイル・ランニング・レースです。
<プロフィール>
○ふく山接骨院・事務長 50歳
○家族 : 夫(院長)・子供二人(25歳・22歳)・モルモット
○フルマラソン : 3時間48分
/ 100Kウルトラ: 12時間35分(チャレンジ富士五湖)
/ 2016UTMB : リタイヤ(ボナッティ小屋)
/ 2018UTMF : 44時間01分
甲武信ヶ岳へ。
初めて行く山。
本当は富士山に行くはずだったけど、
主人が、高速代かかるとか、3700mの山へ行く意味があるのかとか、
ブツブツ言い出したので、違う山へ。
(前回具合い悪くなったのが、よっぽどこりたみたい。)
西沢渓谷から登り始める。
長~い登り。
涼しいかと思ったけど、あっつい!!
一生懸命登って、甲武信ヶ岳の山小屋へ。
ここのトイレすっごくきれい!
虫もいないし、クモの巣もはってないし、ちゃんとそーじしてある。
おまけに100円!
富士山は500円ってとこあって、がまんしちゃったわよ。
三宝山往復して破風山へ。
いい天気。あ、富士山!
みんな練習してるのかな~
そして、目の前にど~んと破風山。
げっ! あそこまで行くのか~
文句言ってもしょーがないので、登り始める。
すっごい急!
汗ぼたぼた落ちてくる。
上の方は岩場もあり、怖っ!!
ニセピークにだまされながら、雁坂峠へ。
後は下るだけ。
しかし、ももの前が痛い・・・
う~ん・・・
UTMFの時も出なかったし、富士山練習でも出なかったのに・・・(+_+)
おとといのウエイトのせいかなぁ~
スピードが速いからかなぁ~
ふんばりがきかないので、転ぶの怖いからゆっくり.下りる。
いくつか沢を超えて行く。楽しい(^^♪
でも、増水してたら、シャワークライミングだわ。
水触るとすっごい冷たい。
こりゃ、泳げないわねー。
主人が晴れ男で良かった~
最後はロード下ってゴール。
なんだけど、このT字路どっち?
地図見ても分かんないので、主人が人のいる方へ聞きに行った。
夫;「こっちだって。」
私:「そう。」
再びT字路。
私:「どっち?」
夫:「え~っと。あれ?どっちだっけ?」
え? どっちだっけって。さっき聞いたばっかりじゃん。2~3分前よ。
大丈夫か?!
しょーがないので、スマホで位置確認。
すぐそこだった。(^^; (200m位?)
無事着いた~
今日は面白かった~。
富士山よりこっちのほうがUTMBの練習になる気がする。
激登り、岩場、きれいなトレイル、ロープ、沢渡り、ロードに迷子。
てんこ盛りの練習でした♪
〖腰痛・膝痛 さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗