レースの疲労継続中/オマケ『UTMBリベンジ①』 | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

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ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

今週からオマケとして、9月開催のUTMBまでしばらくの間…

『ジャスト50小ちゃいおばさんのUTMBリベンジ』を掲載させて頂く事になりました。

50歳女子(?)の汗と涙と鼻水の悪戦苦闘をお楽しみください。(本文下段)

 

 

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私(インチョー)は、一週間前(5/19・20)『彩の国トレニックワールド100マイル(162㎞)』に参加しました。

しかし残念ながら、106キロ/22時間41分でDNFとなり、人生初のリタイアを経験。

気持ちは、半分しか走ってない感覚で不完全燃焼なのに、肉体疲労はバッチリ100%来てます。

 

いつも眠い…。  私は高疲労状態だと、ですぐ眠りに就くも深夜によく目が覚めます。

数日経過したこの頃、ようやく長い時間グッスリ眠れるようになってきました。

レース後一時増えた体重も、下がって落ち着いてきました。

 

 

まだ満足にトレーニングができない状態なので、トレニックワールドのでき事を思い直してみます。


失敗の第一は「なめてた!」

過去の経験から、「自分がちゃんと走れば行けない事はない」と軽く考えていました。

確かに、①「北ルート・51キロ」を8時間57分ならば、その後次第で行けなくはないレース。

しかし、前半を飛ばした疲労から次第に速度が落ち、エイドの滞在時間も長くなっていきました。

 

予定では、②「南ルート1周目/55,3㎞」が12時間のはずが13時間44分もかかってしまった。

こんなに遅いのではまったく勝負になりません。

今の所、解決策も打開策も無く、『再チャレンジしても無理!』という結論です。

 

第二の失敗として 「補給食を持ち過ぎた」
  400㎉/時間 × 35時間 → 14000㎉   と考えて下記メニューを3周分用意。

<おにぎり(ピンポン玉大)・大福・カステラ団子(丸めてラップにくるむ)・梅干し純(錠剤)・アミノバイタル>

ウエストバッグにパンパンに詰めたら重くて走りにくく、軽くするため早めに食べるも食べきれなかった。

 

1周ごとに戻るスタート・ゴール地点「ニューサンピア」では、パンを合計6個用意するも一つも食べず。

時間と手間をかけて用意した補給食の半分以上が残りました。

 

私は原則エイドの補給食を信じておらず、また時間節約で止まらず食べるため自分で持って走ります。

しかし今回はエイドが充実していたので結構食べ、時に塩分補給のために座ってスープも飲みました。

なので、持つ量を減らせばよかった・エイドの滞在時間を短縮すべきだった、と反省してます。

 

 

他のエピソードとして、下り斜面のカーブであわや崖下転落のでき事。

下り斜面の右カーブを駆け下りている時、木の根に躓き曲がり切れず、正面の崖に突っ込む。

   「!」 (頭の中で声にならない声が叫ぶ)

 

正にその崖際に、大きな道標(上に十字が書いてある物・縦25㎝×横25㎝×高さ30㎝位)が立っていた。

反射的に右手をかけ、体が反転した所で左手をかけてぶら下がり、這い上がって事無きを得ました。

後ろのランナーが「セーフ!」と叫ぶ。

 (セーフじゃな~い! 大丈夫ですか? とか言えないのか。こっちは死にかけてんだから)

崖下を見てないので高さは不明、もしあの道標が無かったらと思うとゾッとします。

 

そして問題の『天覚山』の下り。

ズルズルに滑る急下りで後方へ転倒、右肩関節の捻挫をしました。

ズルズルの白い土の急斜面では、もっとゆっくり、時に走らず下るべきだったと思います。

 

快調に脚は動いていても、かなりの疲労が溜まっていたはずで、反射速度は落ちていたはず。

その後は、肩の痛みと怖さでスピーディーでリズミカルな下りができなくなってしまった。

一週間経った今では、かなり痛みも引いて動くようになってます。

 

 

このレースに向けて、ジムのステッパーで(私にとって)高強度のトレーニングを3回行いました。

3回は少ないと思われるも、60分休み無しで速く踏み続けるのはかなりハードで頻繁にはできません。

 

昨年10月の『ハセツネ(71,5キロ)』では、12時間切りの予定がまさかの13時間半と落差にショック。

原因は「走れる脚と登れる脚は違う」という事で、その当時は走る練習ばかりで全く登っていない。

本番では得意の『高速登り』は見る影もなく、後半では女子にも置いて行かれる有様。

今回はその反省で『高速ステッパー』を行い、後半の登りでも失速せず十分効果があったと思います。

 

22時間41分のレース中には、『真っ赤な朝日』等まだまだ書ききれないエピソードがたくさんありました。

それと近頃、DNFについて「ああしてたら、こうしてれば…」が頭に浮かぶようになってきました。

 

9月には『トルデジアン』の200マイル/330キロを走ります。

こんな程度で大丈夫なのか、もっと悩まなければいけないと思います。

 

〖先週のトレーニング〗

05/21(月):休 み

  22(火):休 み

  23(水):休 み 

  24(木):バイク:スピニング60分(体調が変でマシンのポジションがどうにも合わず)

  25(金):休 み

  26(土):ラ ン:12,0km/1時間17分

  27(日):休 み

 

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 ~ おまけ ~

『ジャスト50小チャイおばさんのUTMBリベンジ①』 ~UTMBへの道再び2018~ 

 

※UTMB:『ウルトラトレイル・ド・モンブラン』
欧州アルプス最高峰のモンブラン(4810m)とその山郡の周囲170kmを
制限時間46時間30分で走破する、「世界最高」といわれるトレイル・ランニング・レースです。

<プロフィール>
○ふく山接骨院・事務長 50歳
○家族 : 夫(院長)・子供二人(25歳・22歳)・モルモット
○フルマラソン  : 3時間48分

 / 100Kウルトラ: 12時間35分(チャレンジ富士五湖)

  /  2018UTMF  : 44時間01分

 

UTMBへ再びチャレンジすることに。

2016年に出たときは、吐いてるところをスイーパーにつかまりリタイヤ。

その時は完走できなくても、チャレンジできただけで満足して帰ってきた。

再び行くつもりはなかった。 

が。

主人を含め、周りが、

   「もちろんリベンジだろ。」

   「行かないでどーする。」

   「悔しくないの?」   etc・・・のお言葉が。

私: 「そ、そーだよね (・_・;)」と

だんだん気持ちが前向きに・・・

ポイントもあり、行っていいって言ってるのに、チャレンジしないわけにはいかない。

 

で、エントリー。そしたらまさかの一発当選!

当選すると思っていなかったから、あせった。

でも、またあそこを走れるのかと思うと、ワクワクするな。

 

そして、UTMBに向けて一ついいことが。

UTMF完走!

三回目のチャレンジで。やっと。

でも、最後は走ってゴール出来たから大満足。

ゾンビになってゴールすると思ってたから・・(^^;)

ただ、UTMF44時間だとUTMBはきびしいかなぁ~

ギリギリかなぁ~

後悔しないように練習がんばろ。

 

 

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