2016年5月 | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

2016/5/29 (日)

しばらくはトライアスロン

まったくペダル回らず愕然!(◎_◎;)
最後にバイク(自転車)の外乗りしたのが、何時だったか記憶にありません。…9月だったかな?

画像の説明

今日(5/29)は、なんと(多分)8ヶ月ぶりの
バイクの外乗りトレーニング。
天気良くて気持ちいい。
やっぱりバイクはサイコー!

…でも久しぶりで疲労とショックも大。

バイクの脚とトレランの脚は近いので
トレイル走っているから筋力落ちてない。

長時間練習してるからスタミナもある。
冬もジムでスピニング(室内自転車練習)
してるから、まぁ大丈夫だろう、と
タカをくくっていたら大間違い。

直線路を気持ちよく回すはずが
なんだかギクシャク。
物見山の登りは、踏み込みの力が入らない。
 ありゃりゃ… こりゃダメだ。

〈パワー不足・ぺダリング神経目覚め〉
のため、帰路はできるだけ重いギアを
踏む練習をしました。

次のレースは8/13(土)の『ATCカップ』
(スイム1,5K/バイク80K/ラン24K)の
トライアスロンに出ます。

毎年、3月の板橋マラソンが終わると
トライアスロンに切り替えて
スイム・バイクを始めるのですが
今年は5/2~3『天竜川ウルトラマラニック』
(225キロ)が入っていたため
ロード中心のランがほとんどでした。

さらに、天竜川の疲労を考えて
毎年出ている、6月第1週に行われる
『彩の国トライアスロン』も申し込まず。

私は一応〈トライアスリート〉なので
年に一回はトライアスロンを走るつもり。

ここは一念発起してバイク練習を
まじめにやるつもりです。(^O^)/

画像の説明

05/23(月):休み
  24(火):ウエイトトレーニング
  25(水):ラン・10,1K(1時間01分)
  26(木):①スイム・2K ②バイク・40分(スピニング)
  27(金):休み
  28(土):①スイム・0,8K ②バイク・40分(スピニング)
  29(日):バイク100,2K(4時間03分)
以上、先週のトレーニングでした。 
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/26 (木)

アラ50女子のUTMBチャレンジ⑮

※UTMB:ウルトラトレイル・ド・モンブラン
欧州アルプス最高峰のモンブラン(4810m)とその山郡の周囲170kmを
制限時間47時間で走破する、「世界最高」といわれるトレイル・ランニング・レースです。
「ツール・ド・モンブラン:TMB」という、モンブランの絶景を楽しみながら、ガイドについて
バスやリフトを使いつつ、7~10日かけて巡るハイキングツアーがあります。
このコースをノンストップで走ってしまおう!と、2003年に始まったのがUTMBです。

<プロフィール>
○ふく山接骨院・事務長 まだ48歳
○家族 : 夫(院長)・子供二人(24歳・21歳)・モルモット
○フルマラソン:3時間48分 / 100Kウルトラ:12時間35分(チャレンジ富士五湖)
○UTMF:2回リタイア(2014・2015とも関門アウト)

主人は天竜川(225k)の疲れが取れずまだヘタレてて、
お山の練習に付き合ってくれない。

仕方ないので、地獄のトレイルへ。
池の周りのすり鉢状になっている所を、
登ったり下りたり、ひたすらやる。
じごくです・・( 一一)
なにが地獄かって、とにかく飽きるのよ。
距離はとっても短いんだけど、
結構急なので、ずっとやってるとそこそこハード。

いつもはリュック背負って練習するんだけど、
今リュックは大改造中なのでお留守番。
ハイドレやめて、ソフトフラスク胸につけることにした。
前回のレースで使ってみたら、あら、便利!
やっぱり水の量が分かるのがいい。
100均のペットボトルホルダーををチクチク縫い付ける。
ウエストポーチも大きいのをチクチク。
だんだんUTMB使用になってきた♪

そー言えばSTYの装備チェックのとき、ハイドレがやぶれた。
え?え?水、漏れてるじゃん!
何で今? あせる💦っあせる💦っ
あ、ブースがある。よかった~ハイドレ売ってた~
こんなことってあるんだなぁ~
ちなみに、主人は第1回のUTMFの装備チェックの時、
リュックのチャックが壊れた。
その場でリュック買って、荷物の総入れ替え。
珍しくパニクってた(^^;)
あせるよね~

ほんと何が起こるかわかりません。
UTMBは何も起こりませんように!!
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/22 (日)

天竜川ウルトラマラニック完走!番外編

5/2(月)~3(火)で、天竜川の源流~太平洋までの225キロを下ってから3週間経ちましたが
未だ疲れが抜けず、練習で身体は動くものの、後でグッタリして眠くなる状態です。
おそらく[クレアチニンキナーゼ・CPK/CK]がかなり高い状態だと思います。

 ※クレアチニンキナーゼ・CPK/CK 
 CKは骨格筋・心筋が障害を受けた際に血液中へ流出する逸脱酵素として臨床上重要である。
 心筋梗塞、筋炎、筋ジストロフィーなど心筋障害・筋疾患で血中濃度が上昇する。
 ただし、激しい運動などでも筋線維が壊れるためCKの上昇がみられることがある。
 単位はIU(国際単位)/L。正常値は男性の方が高く(筋肉量の違いによる)、
 男性で30~190 IU/L、女性で20~150 IU/L程度とされている。  (ウィキペディアより)

一昨年『UTMB・ウルトラトレイル・ド・モンブラン』の後、3週間後に受けた人間ドックで
[CPK]が510を示し、病院から電話で「心筋梗塞の恐れが非常に高いのですぐ来てください!」
ドクター:「心あたりがあるんですか?」
 私  :「3週間前、モンブランの周りを168キロ走りました」
ドクター:「それはTVでやってたあれですか?」
 私  :「多分それだと思います」
ドクター:「じゃ、しょうがないですね」  で、無罪放免。
今は慌てても仕方ないので、疲労が取れるまでのんびり回復を待ちます。

さて『天竜川リバーサイド・ウルトラマラニック』ですが、本当に素晴らしいレースでした。
主催者の『萩田博さん』は、自身も200キロ超のレースを10回以上も走っている事と
数々の「超長距離・過酷・マニアック・その土地の特徴を生かしたレース」を主催しているため
レース運営のキモを知っており、安価で少人数スタッフで無駄を省いたレースでした。

[至れり尽くせりのレースではありません]という振れこみで募集、「自己責任」が原則です。
Tシャツも完走証も無いけれど、その心の根底には「超長距離を走るランナーに何が必要なのか」
がしっかりと感じ取れます。
また、萩田さんを含めスタッフもとにかく親切、私がゴール後(夜11時という遅い時間)に
「駅のそばに泊まりたい」との我儘に、スタッフ全員で浜松駅/磐田駅そばのホテルに軒並み電話。
しかし当日はGW「浜松祭り」の真っ最中、どこも満室で困り果て「どうしたらいいでしょう?」
と言うと「この車で一緒に夜明かししましょう」という事でお世話になりました。 …すると

…実は、3日の夜10時前から雨が降り始め私がゴールした時は本降り、私はずぶ濡れで寒い状態。
11時には豪雨と強風でまるで嵐。
風はゴーゴー吹き、雨は窓ガラスにバチバチあたる。
6人乗っているワゴン車が風でユラユラ揺れるほど。 …しかしランナーは走っている。

車中の萩田さんに次々と電話が来る。   「寒いので休みたい、次の休憩所の場所は?」 
「今○○にいるが地図と合わない」「リタイアするのでタクシーの電話番号を教えて」等々
的確に答える萩田さんの頭には、コースが全て入っている事に驚き!
一緒に夜明かしした事で、わかった貴重な体験でした。

34時間半、夜通し走っているといろんな事があります。
幽霊トンネルの他、朝8時頃に左崖の上でガサガサ、見ると熊がこちらを見ています。
下りてくるな、と祈りながら走り続けました。(とてもスピードアップできない状態)
その他にも、崖上で着いて来るサルや歩道でとぐろを巻く蛇、真夜中のフクロウの赤目等。

それから、数人のランナーから激励を受け、話しをしました。
みんなレースと萩田さんを知っており、地元での知名度の高さに驚きました。(新聞にも掲載)
その一人が嵐の中、私のゴールを迎えてくれた「弓場(ゆば)さん」でした。
スタートから自転車でサポートしてくれたスタッフは、深夜まで道案内してくれたり
私設エイド「南信州米俵保存会」の酒井さん、「ランナーズウェーブイイダ」の方々その他
本当に多くの人達の支えで、無事完走できたと思います。 ありがとうございました。

  出走:71人  完走:20人  完走率28% (人生で最も厳しいレースでした)

05/16(月):休み
  17(火):ウエイトトレーニング
  18(水):バイク(60分・ローラー台)
  19(木):①スイム・2K ②バイク・40分(スピニング)
  20(金):ラン・10.2K(57分)
  21(土):①スイム・2K ②バイク・40分(スピニング)
  22(日):バイク(1時間30分・ローラー台)
以上、先週のトレーニングでした。 
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/19 (木)

アラ50女子のUTMBチャレンジ

UTMB:欧州アルプス最高峰のモンブラン(4810m)とその山郡の周囲170kmを
制限時間47時間で走破する、「世界最高」といわれるトレイル・ランニング・レースです。
「ツール・ド・モンブラン:TMB」という、モンブランの絶景を楽しみながら、ガイドについて
バスやリフトを使いつつ、7~10日かけて巡るハイキングツアーがあります。
このコースをノンストップで走ってしまおう!と、2003年に始まったのがUTMBです。

<プロフィール>
○ふく山接骨院・事務長 まだ48歳
○家族 : 夫(院長)・子供二人(24歳・21歳)・モルモット
○フルマラソン:3時間53分 / 100Kウルトラ:12時間35分(チャレンジ富士五湖)
○UTMF:2回リタイア(2014・2015とも関門アウト)

~仮想モンブラン・バルムまで~

飯能アルプス~奥武蔵丸山スーパートレイルランレースに参加。
37k。累積標高1900m。

UTMB・バルム(第三関門)38.8k。累積標高2036m。
とーっても似てる。
なのでバルムまでの本番のつもりで参戦。
(ただお山の形が全然違うので、実際は分かんないけど・・・)

今日は最初からがんばる!
エイドも充実してるけど、もたもたしない!
渋滞もなく順調。
渋滞ないレースっていいなぁ~ (^◇^)
自分のペースで走れるのって全然ストレス無い。
岩場もあって楽しいコース♪

が、突然きた・・最後の長い下りの途中。
うっ、膝が痛い・・
ツーンと鋭い痛み。
とたんにスピードが落ちる。歩いてもイタイ。
30k位で痛くなってどーすんの!!
どうしよう?どうする?
バルムまでの関門が迫ってる!(と仮定)
ない頭をフル回転! \(゜ロ\)(/ロ゜)/
つたない知識を総動員!

え~と、膝が痛いのは曲げてるから。
伸ばして着地するには?
え~と、地面に垂直にまっすぐおろす。
下りだから少し前傾?
トントントンと降りてみる。
とりあえず下りられた。
しばらくやってみる。
あ、痛くない。
痛み取れちゃったよ。
私ってすごい! よかった~(;´Д`)

無事に下りて、あとロード。
バルムまでの関門が迫ってると思い、スピード出す。
「カンモン、カンモンと唱えながらがんばる。」
そしてゴール! 7時間42分。
私にとってはとても立派なタイム。
しかもバルムの通過予定時間とほぼ一緒!

ルンルン気分で主人に報告。
私:「今日は下りで前の人に着いて行けた。
    股関節の宿題やったからかも。」
主人に股関節が使えるようになると速くなると言われ、
宿題がでてた。
・イスまたぎ
・大股歩き
・股関節を広げる
朝晩毎日。
毎日ちゃんとやったわよ~

夫:「そうだろ~ どーだ!」
どーだって言われても・・ねぇ~(´・ω・`)
とにかく本番まで出された宿題がんばります。
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/15 (日)

天竜川ウルトラマラニック完走!(後編)

(前編より続き)
2日(月)お昼12:00にスタートして100K過ぎ、13時間半走って深夜1時半を回っています。
体調は昼間より良く、眠気と疲労感はあるものの、足裏にわずかの痛みがあるのみ。
既に2時間他の選手に会わず、住宅街や集落も少なくなり、次第に山中に入って行きます。

天竜村の山中は
左右どちらかが山肌と崖の繰り返し。
「今、大地震が来たら崖崩れの
土砂に巻き込まれるか
反対側の崖に突き落とされるな…」などと
下らない想像をしながらトコトコ進みます。
夜明けは午前5時前
明るくなると元気が出てきます。

朝5時半、120キロ過ぎの「佐田トンネル」
(何故か名前を克明に記憶している)
これまで通ってきたトンネルは
照明が付いていましたが
このトンネルは点いておらず
出口の先に緑の木々が見えます。
長さはそれまでより少し長い100~120m。
何も気にせず入って行くと
後方左右の壁から女性の話し声が聞こえる。

何を言っているかわからないものの
数人の話し声…
 (うわ、ここチョットまずいかも…)
思ったとたん背中に悪寒が走り全身鳥肌。
意識はしないのに自然とスピードが上がり
出口が近づく中間過ぎ…

画像の説明
 (天竜川の源・諏訪湖/釜口水門)

それまで聞こえなかった足音がすぐ後ろに聞こえる。(おいおい、やめてくれよー!)
無意識にほぼ全力疾走になっているのに、足音は数m後ろにピタリ付いている。
 (来るな、来るな、来るな、来るな、来るな、来るなー!)
心で叫びながら、ようやく出口を駆け抜けるとウグイスが鳴いている。
危機は去ったものの、見てはいけない物を見るのが怖くて振り向けず、悪寒は5~6分続きました。

画像の説明
 (スタート前 向こうが諏訪湖)

午前7:00頃/131K地点
『豊根村レストステーション』
ここで名簿に通過時間を
記入しなければなりません。

現在の私の順位は2位
前に3人居たはずなのに
あとの二人はどこに行ったのか…?
名簿には既に、リタイアの印が10人近く
書いてあり、速い選手も
数人リタイアしているとの事。

一位の選手も「もう走れないので
この10キロはずっと歩いて来た。
この後も走れるかわからないので
少し寝て、マラニックに切り替えて
明日の昼(制限時間)までにゴールするか
決めようと思う」と言います。

このレース、もしかしたら
結構ハードコースなのかも。

その後、豚汁・おにぎりを頂き
仮眠をとるため毛布を借りて横になるも
5~6分ウトウトするも眠れず
やむ無く出発しました。
この段階で私がトップに。

しかし脚は重く、数キロ走ると1~2分歩く状態で、155K地点の『佐久間ダム』を目指します。
身体全体が重くつらく、誰もいない山中で「ツライ! ツライ!」と怒鳴りながら走りました。
眠くて頭重く、10時過ぎの佐久間ダムでリュックを枕に横になります。
30分近く横になるも、眠いはずなのに10分程度ウトウトしただけでスタート。

『豊根村レストステーション』で水の補給を忘れた私は、自販機を探しながら走ります。
ダムから下りて町に入るも自販機は見当たらず、ついにハイドレーションパックの水は空に。
(水無しでどこまで走らなきゃならないのか…)と悩んでいる所に、天の助けの私設エイド!
掛け付けでコーラを4杯飲み、熱い「すいとん」とバナナを頂き、湧き水1,5Lをハイドレに満たし
何故か記念撮影をして出発。(158K地点)

天竜川を右手に見ながら、車のほとんど走らない道をずーっと走ります。
突然眠くなったので、道路脇でリュックを枕に横になるとストンと眠りに落ちます。
車の音で目が覚めて時計を見ると10分ほど経過していました。(午後3時過ぎ) これで復活!

184K地点「船明ダム」手前の橋で、警察官が車を誘導しています。
「この先のトンネルで事故が発生し、現場検証のため通行できない」との事。
「歩行者は?」と聞くと「歩行者もダメ」と。
(どうしようか…?) すると地元のオジサンが「脇の旧道が通れる」と教えてくれました。
(どのくらい遠回りさせられるのか?)不安な所へ前からランナーが来ます。
「この先の事故のトンネルの脇に旧道があると聞いたのですが、すぐわかりますか?」
と、聞くと「4~5キロ先、すぐわかりますよ。距離もトンネルとほぼ同じです」との答え。
彼:「もしかしたら天竜川のレースの方ですか?」
私:「ハイ。今185キロ地点です」
彼:「新聞で見ました。頑張って下さい」 と励ましてくれて走り去って行きました。

事故トンネル手前、先ほどの彼が戻ってきて一緒に走ってくれます。
名前は『弓場(ゆば)さん』。地元の方で「車でこのコースまで走りに来たものの
トンネル事故の影響でランコースが渋滞しているので引き返してきた」との事。
いろいろな話しや、コースのアドバイスを聞きながら走り、お礼を言って別れました。(191K地点)
…しかしこの後、弓場さんのサプライズがあるとは夢にも思いませんでした。

弓場さんと走っている最中に、腕の「エプソンGPSウォッチ(30時間)」が電池切れに。
これまで、GPSの距離と地図を合わせて現在位置を確認してきたがそれができない。
シンプルに地図読みをしなければならなくなりました。

198K地点「飛龍大橋・手前」。飛龍大橋を渡らなければならないのに地図が不鮮明のため
地図が、実際の道路のどちらを指しているのかわからない。
これまで二度、スマホの『ジオグラフィカ』という地図アプリに助けられるも
正に、飛龍大橋へのルートを探している最中に電池切れ。\(゚д゚)/
 (ハイ! 3月に私もいよいよスマホデビューしました)
なんとか地元の人に聞いて、飛龍大橋を渡れました。(200K地点)

残り25キロ。今の走力では25キロに4時間掛かる予定。現在時刻は午後6時。
ここからは土手の車道が危険なため河川敷を走ります。
河川敷は舗装されておらず、砂に石が隠れており、踏みつけると200キロを走って来た足裏に
針を刺すような痛みが走り、とても走れず速歩きしかできない有り様。

次第に日が暮れてヘッドランプを点灯。
予定では225Kを29時間切って、午後5時前
にゴールして新幹線で帰宅するはずでした。
ヘッドランプは昨夜のうちに
予備電池も使ってしまったので
ゴールまで照度を節約して
使わなければなりません。
どこまでもってくれるか…?

暗がりの中、ふと右側を見ると
草が無く開けている。
行ってみると自転車道。
「これで走れる!」いつからあったのか
2~3キロは無駄にしたかもしれません。

210K地点/午後8時40分、雨が降り始める。
「おいおい、降るのは夜遅くって
言ってたじゃないか!雨やめ!雨やめ!」
唱えながら走ります。
小降りの中、残り5キロの午後9時50分
ついに本降りになり寒くなる。
残り3キロ、海沿いに走ってゴールの
『しおさい竜洋』を目指すも
雨と暗さでわからない。

画像の説明

次第に風が強くなり、冷えてゆく身体でなんとかゴールを探していると、現れたのは弓場さん!
迷っている私を、車に避難中のスタッフの所へ連れて行ってくれ、車のガラスをノックして
迎えてもらい長い旅が終わりました。 
弓場さん、雨の中ありがとうございました(^_^) (9時頃から待っていてくれたそうです)
人生で初めて一位になるも、タイムは予定から6時間も遅く惨敗。
こんなんでスパルタまでたどり着けるのか…
いやー、本当にツラかった。 人生で最も辛いレースでした。
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/12 (木)

アラ50女子のUTMBチャレンジ

※UTMB:ウルトラトレイル・ド・モンブラン
欧州アルプス最高峰のモンブラン(4810m)とその山郡の周囲170kmを
制限時間47時間で走破する、「世界最高」といわれるトレイル・ランニング・レースです。
「ツール・ド・モンブラン:TMB」という、モンブランの絶景を楽しみながら、ガイドについて
バスやリフトを使いつつ、7~10日かけて巡るハイキングツアーがあります。
このコースをノンストップで走ってしまおう!と、2003年に始まったのがUTMBです。

<プロフィール>
○ふく山接骨院・事務長 まだ47歳
○家族 : 夫(院長)・子供二人(24歳・21歳)・モルモット
○フルマラソン:3時間48分 / 100Kウルトラ:12時間35分(チャレンジ富士五湖)
○UTMF:2回リタイア(2014・2015とも関門アウト)

さて、週1回のウェイトのお時間です。
(別名:拷問タイム)
やだな~ しぶしぶ出かける。
一番やりたくないトレーニング。
UTMB出なけりゃ絶対やらない。
主人は好きらしい。(絶対ヘン!)

FTR100の最後の長~い下り。
ももが痛くて、カニ歩きで下りて来た。
夫:「筋力がないからだ。
   オレはスクワット100回やっても全然効かないから、 
   20kgのバーベル担いで70回。その後ジャンプランジ。
   あと機械の何とかと何とかと何とかと・・・ 」
そんなにできないよ・・・
でもやらないとUTMBもカニ歩き\(゜ロ\)!
それじゃあ間に合わない!

UTMBのタイムチャート出ているので、計算してみる。
13コも関門があるし。(-_-)
あれ?制限時間46時間30分じゃん。
大会要項には47時間って書いてある。
どっちよ! も~
とりあえず主人のタイムと遅い人のタイムの中間位で計算。
(これ位で行けたらいいなぁ~ 理想のタイム設定。
 でも実際自分がどの位で行けるか全然わかんない・・)

よし!カニ歩きにならないために、ウェイトがんばろ。
   
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/8 (日)

天竜川ウルトラマラニック完走!(前編)

5/2(月)~3(火)『天竜川リバーサイド・ウルトラマラニック』225Kを34時間32分で走りました。
天竜川の川沿いを、源流である[諏訪湖・釜口水門]➜[太平洋・竜洋町河口]までの225キロを
5/2日(月)~4日(水)の48時間制限で走破します。

2日(月)お昼12:00。少し暑い中澄んだ青空の下71人がスタート、この時28℃あったそうです。
[呼びかけ人・萩田博さん]主催の第1回大会で、スタッフ少人数・低予算のため固定エイドは無く
地図を読み、携行品は全て自分で持ち、コンビニ・自販機を利用してゴールを目指します。
画像の説明

私の装備はUTMB・ハセツネとほぼ同じ、アームウォーマー(AW)・レッグウォーマー(RW)
薄手ウインドブレーカー(WB)・ゴアテックスWB上下・手袋・緊急アルミシートまで持ちます。
スタート時、私は半袖/半タイツであり、使う事はないAW・RW・WBはただのお荷物と後悔。
他選手達は長袖/長タイツが多く、脱水しないか心配でした。 …しかし翌日予想外の状況に…

15K過ぎ、脚ばかりか身体全体重く、あまりやる気もなく集中も続かない状況。
まだ始まったばかりなのに、この状況は非常にまずい!
去年の『チャレンジ富士五湖・100K』の「痛みと眠気」という最悪の展開を思い起こします。

前の選手達は三々五々、道路沿いのコンビニに入りますが、私は100Kまでは携行食料の予定。
25K過ぎ、しきりに眠くなる、まだ200Kも残っているのに、こんなんでゴールできるのか…?
38K地点、スタッフより「この先しばらくコンビニ無いため、ここで補充して下さい」との事。

画像の説明
     [受付け・後方が諏訪湖]

身体が甘い水分を要求しており
一本目のコーラを一気飲み。
 ウマイ!
うわー、結構ノド乾いてるんだ!
いつでも飲めるよう予備ジュースを
リュックに入れて出発。

すると、やる気出てスピード上がり
苦しさが嘘のように半減
脱水と低血糖が原因でした。

同じ炭水化物でも米・パンではなく
即効性のある砂糖でないと
ダメな時があると知りました。
それと脱水。
湿度低いため、すぐに汗が乾くので
脱水に気付きにくいようです。

この後ゴールまで
10数本のジュース類を飲みました。
食料は、私設エイド3か所で
豚汁・おにぎりを頂いた以外
携行食料のみで済んでしまいました。

33時間で1万カロリー以上
消費しているはずですが
意外に少ない補給に驚いています。

51K地点の山中、私設エイドがありました。 これには助けられました。
脚の負担を減らすため少しの時間でも椅子に座り、コーラ・チョコ・オレンジを頂きます。
長距離レースでは「食える時に食っておく」が鉄則、突然胃腸が受け付けなくなります。

コースは天竜川沿いに下っているはずなのに、かなりのアップダウンがあります。
昼の暑さとアップダウンは、相乗効果でジワジワと脚を奪って行きます。
選手達は皆口々に「今日はキツイ。下ってるはずなのに何でだろう?」と言います。
私も、何故かわからないのに確実にいつもと違う。
キロ7分程度のノロノロなのに上げる事はできず、とにかくスピードの余裕がない。

午後7時前、次第に日が暮れてヘッドランプ点灯、新品電池入れたはずなのに暗くて
早くも予備ライトを使用。
予備電池は1パックのみ、まぁ一晩なら問題ないと判断。 …しかし後で慌てる事に

コースは天竜峡の山中へと入り、天竜川も景色も見えず、車に注意しつつひたすら進みます。
80K過ぎ、昼間より体調良く、長いアップダウンの山中を順調にトコトコ走り続けます。
ヘッドランプを消すと真っ暗、ビックリするほど美しい星空を眺めながら歩きます。

ちょうど100K地点のコンビニ、ここから40キロの間コンビニが無いので水分補給です。
ここまで、眠くなるとカフェインの錠剤を二粒飲みましたが、コンビニでホットコーヒーを飲み
眠気予防をし、甘いドリンクをリュックに入れます。(この後本当に自販機一つない40キロでした)

この時点で、私の前に3人の選手がいます。
予定では、余裕で[100キロ/11時間30分]で行くはずが、キツクて13時間半も掛かりました。
ゴール後ある選手が「私は100Kにいつも12~13時間だけど、18時間掛かったのは初めて」
とヘロヘロで話していました。
すでに、ずっと走り続ける事はできなくなっており、数キロ走って1~2分歩く状態。
まだ125キロもある事を考えるとウンザリ。 どうなっちゃうんだろう…   (後編に続く)
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/6 (金)

天竜川・一位でゴールはしたのですが…

『天竜川リバーサイド・マラニック』のご報告遅くなりました。
225キロを、34時間32分で1位でゴールしました。
ボロボロの身体のため、5/8(日)のトレ日誌で詳しくご報告致します。

いろいろあったので乞うご期待!
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2016/5/5 (木)


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2016/5/1 (日)

明日『天竜川リバーサイド・マラニック』スタート

『天竜川リバーサイド・マラニック』は天竜川沿い225Kを48時間制限で走るマラニックです。

明日5/2(月)お昼12:00、天竜川の源流である「諏訪湖・釜口水門」をスタートし
「太平洋への河口・竜洋町」へゴールします。
マラニックはレースではないので、のんびり走るつもりです。
ケガせず、迷子にならないように楽しんできます。
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗