2015年7月 | カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

カッコイイおじいを目指すランBAKA院長のトレーニング診療日誌

ウルトラランナー・トライアスリート院長の加齢と闘うドタバタ奮闘記

2015/7/27 (月)

疲れが抜けません ・ジオトレ対策

先週7/18(土)夜~19(日)夕方までの22時間11分で、『ハセツネ・日本山岳耐久レース』の
全コース(トレイル71,5キロ)を一周した疲れが抜けません。

確かに、ロードで換算すれば120km程度走った事(7~8割は歩きでした)になるので
2週間程度は疲労が抜けないのは承知なのですが、毎朝のダルさにはマイリます。
「ミドリムシのちから」(サプリメント)の量を増やして、ミネラル補給を強化しています。
週末、なんとか脚のダルさも軽減してきたので、バイク練習に行く事にしました。

という訳で、昨日(7/26)はバイク(自転車)で黒山三滝・往復101キロ(3時間54分)走りました。
炎天下のトレーニングはとても疲労し、疲れが抜けるのに何日もかかります。
予報では最高気温38℃というので、朝6時過ぎスタートし10時半には帰宅しました。

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そして昼寝の後は『白山ジオトレイル』の準備にかかります。
  ※『白山ジオトレイル』:8/22~28、7日間で250キロ走るトレイル・レース。
  レース期間中主催者からの提供は、水と夜間就寝用テントのみ。当然風呂はありません。
  ウエア・夜間走行用ヘッドライト・予備電池・緊急用シート・居場所を知らせる笛・鏡・寝袋
  7日分の食料・他の生活用品等、装備全てを自分で持って走らなければなりません。
  レース期間中、他者からの提供・コンビニ・自販機等からの調達は失格。

先週の「ハセツネ1周練習」では、11,5kgのリュックを背負ってスタートしたのですが
予想以上の負荷で、22K地点の「浅間峠・第1関門」でリュックの水6Lを皆で分けて軽くしました。
しかし、その後も脚は重いまま最後まで「高速登り」はできず『重量は最大の敵』と知りました。

軽量化のため、先ずリュックのムダを切り取ります。
腰部安定用の太いベルト部分・背中のアルミの棒・使わないヒモ・内部の仕切り布等。
これで1,8kgから-0,5kgの減量、リュック重量1,3kgと、持った感じもかなり軽くなりました。

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夕方、大宮駅・西口の「石井スポーツ」へお買い物。小物類の調達です。
ポイズンリムーバー(毒液抽出用)・熊鈴(ハセツネ一周で重要と確信)・夜間用赤色点滅灯・スプーン。
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他に最近ジオトレ用に購入したのは、ヘッドランプ(ブラックダイアモンド・スポット130ルーメン)
7分丈のタイツ(モンベル・弱着圧)・ザックカバー(必需品,必ず雨天走行があるらしい)
ヒル予防スプレー等、細かい物がポロポロと必要になります。
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残りはいよいよ、ウエア類と最も大切な食料です。ムダを省いて何キロになるか。
食料は、七日間で最低1万4千カロリーが必須条件です。(1日/2千カロリーじゃ走れません)
ウエアも、昼夜の温度差が予想がつきません。軽くしたいし、寒いと眠れないし…
先ずリュックに突っ込んで見て、それから考えます。

7/20(月):休み
 21(火):休み
 22(水):休み
 23(木):スイム・2K
 24(金):休み
 25(土):スイム・2K
 26(日):バイク・3時間54分(黒山三滝)
以上、先週のトレーニングでした。
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2015/7/20 (月)

ハセツネ・71,5キロ試走しました

昨日一昨日(7/18~19)の二日間、ハセツネ一周71,5キロを夜通しで走りました。
8割り方は歩きで、20時間の予定を大幅にオーバーして、22時間11分掛りました。
  ※『ハセツネ:日本山岳耐久レース』:奥多摩の山中71,5キロを24時間制限で走破する
   過酷なトレラン・レース。超人気レースのため最近は出場がとても難しい。

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メンバーは4人。
ランニングクラブ「走翔」の仲間
タナカさん、ミズシマ君
私とカミさんです。

タナカさんとウチのカミさんは
9月開催のUTMF
『ウルトラトレイル・マウント富士』
に出ます。

五日市駅前からスタート地点の五日市中学まで歩き、校門を午後19:34にスタート。
私は8月に参加する『白山ジオトレイル』対策として、水2Lペットボトル×3本
合計6kgを入れて、総重量11,5kgの荷物を背負いました。この水は補給に使います。
台風が過ぎ去り、天気よく風もなし、しかしジットリと蒸し暑い陽気です。

スタート後少しして山中へ、まずここで脇道に入ってしまい3キロ程ロスしてしまいました。
正規ルートへ戻り、変電所を通過して今熊神社から山へ入り、長い長い「第一関門(1CP)」へ。

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誰もが、スタートから1CPまでの
22,7キロが最もキツイと言います。
キツイ中なんとか10キロ地点通過。

タナカさんが眠いと言うので1CPで
仮眠を取りますが寒くて眠れない。
アームウォーマーと薄手のウインド
ブレーカーを着ても震えます。
タナカさんは少し寝たようです。

それと、背負っていた水2L・3本のうち
2本が水漏れしていたため、3本全部
みんなで分けて空にしました。 

ここまででかなり脚を使っていたため
軽くなったので、ずいぶん脚が
楽になりました。

1CPで1時間01分過ごして、すでにスタートしてから8時間11分経過。かなり遅れています。
午前3時過ぎ、1CPを出発しようとするとミズシマ君がリタイア宣言。
エスケープ・ルートから上川乗でバスで戻るとの事なので、車のカギを渡します。
ミズシマ君は、来週『富士登山競争・山頂コース』に出るのでこの選択は正しいと思います。

大幅に時間オーバーしているため平地は走り、中間地点の三頭山手前で夜が明けます。
右手真横から朝日を浴びます。山の斜面に射す光は真っ赤。
正に「真っ赤な太陽」で、浮世絵の『赤富士』はこんな光を受けた富士山だったのかも。

さらに進むと前後左右から、蜩(ひぐらし)の「カナカナ カナカナ…」という音色に包まれます。
蜩の声は、過ぎ行く夏の物悲しいイメージがあるため、不思議な感覚が心に残ります。

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槇寄山(まきよせやま)から望む富士山

「槇寄山:33k地点」再び10分程仮眠を取り
三頭山を目指します。

私の脚は、1CPまでで使い切っており
もはや登りルートで素早く動かせない状態で
荷物が軽くなった現在も登坂で
タナカさんから置いて行かれる状況です。

「ジオトレ」では、この倍の荷物を背負って
毎日30~40キロを走ります。
こんな事で完走できるんだろうか???

三頭山を通過して「第2関門(2CP)・月夜見駐車場」に向かうと、下りが増えて気が楽になります。
しかし今度は私が、強い眠気を感じ10分程仮眠させてもらいます。
目を閉じると、3秒でイビキをかいたそうで「よくすぐ寝られるものだ」感心されました。

私の目はすっきりするも、2CP手前「鞘口峠:39K地点」でタナカさんがリタイア宣言。
すぐ下りた所の「都民の森」から、バスで戻りミズシマ君と合流して電車で帰る事になりました。

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ここからカミさんと二人で行きます。
ここまで私は、補給食をかなり食べ
水も4L近く飲み、残りは少ない状態です。

「綾広の水場:55K地点」までの15キロ
約4時間を、少ない水でこなさなければ
なりません。

既にスタート前に脱水だった恐れがあり
さらに予想外の長時間走行で
大量に飲んだようです。

1CP~2CPまで約20キロを4時間51分で通過し、御前山までのキツイ登りに入ります。
この区間は、急坂が続くため精神的に辛い。水も底を尽き、カミさんから分けてもらいます。
御前山~大ダワ~大岳山までが長く、なかなか目的地に着きません。
いつもは走るコースを徒歩の時間が多いため、いつもの時間感覚からすると長く感じます。

大岳山を越えれば「綾広の水場:55K地点」はすぐ現われます。
待ちに待った冷水を頭から被り、のどを潤し乾いた体中に染み渡らせます。
「第3関門(3CP):御岳山の茶屋」まで16キロを4時間58分。合計19時間00分。
御岳神社の土産物屋で小休止。ソフトクリームを食べて、スポーツドリンクを補充します。

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残りあと13キロ。
日の出山を上ればもう急な登りはありません。
日の出山を下りて3~4キロ過ぎ
カミさんの呼吸が苦しそうです。
聞けば身体が熱いとの事。
脱水と思われます。

ここまで平地と下りは
ゆっくりでも走って来たのですが
以後は全て歩きで行く事にします。

この時点でガーミンのGPSは電池切れで
後の確認では20時間36分作動しました。

明るいうちに戻りたいので
早歩きで金比羅尾根を通過し
足裏がジンジンしながら坂を下り
五日市会館に午後17時45分に到着。
トータル22時間11分で走りきりました。

かなりの部分が歩きでしたが、身体の変化を知り、精神的にも非常にハードな練習でした。
これをこなせたんだから『白山ジオトレイル』も行けそうな気がしてきました。
今は、脚も内臓もボロボロなので、しっかり休養します。
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2015/7/13 (月)

森林公園を走りました

昨日(7/12)は「ランニングクラブ・走翔」の練習会に参加させてもらいました。
自宅から森林公園まで、自転車トレーニングとして43.8キロを1時間34分で走り
森林公園で、カミさん運転の車に積み込みます。(帰りは車です)

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昨日は梅雨の中休みどころではなく、久々に晴れ、今年初の猛暑日となり湿度も高い厳しい天気。
最近は雨で涼しい日が続いていたので、身体が暑さに慣れていません。

「走翔」の監督や旧知の皆さんに挨拶して、準備体操に入ります。
それから、10キロのロードコースへ6分~7分/kのスピードでゆっくりでスタート。
しかし暑さのため、上り坂はキツクて歩かないだけで精一杯、メンバーも次第にバラけます。
9.9キロを1時間05分で走り、これだけでもうヘロヘロです。

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ポン・ジュースをグビグビ飲んで、クロカン・コース(緩やかなトレイル)へスタート。
こういう時は、ウダウダせず何も考えず走り出すに限ります。
始めれば終わらせる性格なので。 …で、走りながら考えます。
  (自転車1時間半走ってるし、今日は20Kで止めるか25K走るか?暑いと疲れ残るし
   いい訳できるけど、白山ジオトレのためには暑い中長時間動く練習必要だし…
   ま、20k走ってその時の気分で決めよう)

なんとかロード約10Kとクロカン2周約10Kの20K終わらせて、迷います。
(…25キロか、やりたくないけど行くか)しかし、走り出してからだんだんイヤになってきて
「どうしよう…? よし、いつもの手。ショートカ~ット!」
コースの出っ張り部分を省いて最短距離で戻ると、頑張った感とすぐ終わるいいとこ取り。
という訳で、暑さの中かなりヘロヘロボロボロで、車で帰路に着いたのでした。
ジオトレは、暑さと湿度と重荷物との戦いになるのでいいトレーニングになりました。

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途中で出会った元気な坊や。
『けいチャン』3歳
Tシャツの背中がサイコーでした。
   Catch me if you can.
  (できるもんなら捕まえてみろ!)
すぐ捕まってました。
けいチャンが左手に持ってるのは
自然に生えてた「真っ赤なキノコ」。
お気に入りのようでした。
食べなきゃいいけど…

7/06(月):休み
 07(火):ウエイトトレーニング
 08(水):休み
 09(木):①スイム・2K ②バイク60分(スピニング)
 10(金):休み
 11(土):①スイム・1.2K ②バイク40分(スピニング) ③ラン(トレッドミル)3K・17分
 12(日):①バイク・1時間34分(43.8k)  ②ラン24.2K・2時間56分
以上、先週のトレーニングでした。
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗


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2015/7/6 (月)

[白山ジオトレイル対策③]テント泊+重荷ラン

8/22~28、7日間で250キロ走る『白山ジオトレイル』に参加します。
レース期間中主催者からの提供は、水と夜間就寝用テントのみ。当然風呂はありません。
レース用ウエア・夜間走行用ヘッドライト・予備電池・緊急用シート・居場所を知らせる笛・鏡
寝袋・7日分の食料・他の生活用品等、装備全てを自分で持って走らなければなりません。
レース期間中、コンビニ・自販機等からの調達は失格。

…という訳で
常設テントでの宿泊と
実戦の重量に近い装備で
山を走ってみました。

画像の説明

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朝、美しい滝のそばの常設テント

泊まったのは、バイク練習コースの
ときがわ町の「木のむらキャンプ場」。
広さは約3畳。床は板にビニール張り。

到着は雨降りの夜8時。ヘッドライトで
荷物を運んだら、即夕食の準備です。

ジオトレでは、ほぼ「アルファ米」が
中心の食事になるため、この時も
牛飯、ドライカレーとラーメン小2個を
持参したお湯のみで調理し、加えて
ドライサラミも1本食べました。

その後コインシャワー3分で身体を洗い、寝袋で寝ました。 …が眠れない
理由なくただ慣れていないためで、いろんな事が頭に浮かんできます。
それと、こう見えても結構きれい好きの私は、どうも野営テントは性に合いません。
まあ、本番レースで二日も過ごせば、そんな事はどうでもよくなると思いますが…

さて翌朝、天気予報に反して雨は上り
曇ってちょうど良い涼しさ。
いよいよ重荷を背負って
堂平山から笠山神社に登ります。

写真は背負った食料、パスタ5食
アルファ米25食、小ラーメン10個
750mlボトル×2個。
重量5,1kgでした。

まだこの他に、ドライサラミ
プロテイン、マルトデキストリン
柿の種等の食料が加わります。

画像の説明

他の装備は、寝袋・敷き用銀マット・ゴアテックスウインドブレーカー上下・薄手ダウンジャケット
就寝用衣料・医療ケース・タオル・洗面用品等、18~19kgと思われます。

朝食は、アルファ米/牛飯・チャア飯・アミノバイタル・『ミドリムシの力』
合わせて補給食用に「アルファ米/わかめご飯」のおにぎりを作り、柿の種も持ちます。

 ※『ミドリムシの力』:全ての栄養素を含むサプリ。人はこれだけで生きていけるといわれる。
 昨年の「ウルトラトレイル・ド・モンブラン」もこれで疲労を軽減して走り切りました。
 (健康にも効果大。興味のある方はぜひお試し下さい。当院にて安価で取り扱っています)

画像の説明

背部の45Lの登山用リュックには
レースに使わない生活用品を。

前部の「レイドライト・フロントバッグ」は
レース用の食料・防寒着・熊鈴・緊急用鏡
呼び笛・750mlボトル×2本を装備。

背中にズッシリとかかります。
動きにくい…
毎日減っていくとしてもこれで
7日間平均40kmを移動するのか!

慈光寺ふもと駐車場からスタート。
慈光寺を抜けてハイキング道へ。
しかし慈光寺の石段は恐ろしく滑ります。
なぜこんな石を石段に使ったのか…?

下り坂とフラットな森はなるべく駆けますが
平地はなかなか続かず、休み々々でないと
走るのはかなりキツイ。

それでも登りは背中の重さを忘れるので
けっこう行けそうです。

画像の説明

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堂平山の天文台で食料補給してから
目的地の笠山神社に向かいます。
途中道迷いでロスしたため
笠山神社までのちょうど12キロ
を3時間50分も掛りました。

笠山神社に無事登頂を感謝して下山開始。
下山に入ってすぐツルツル路面
で尻モチ転倒。

下りはタッタカ下りて来て
あっという間に慈光寺到着。

手を合わせて無事下山を感謝したのに、慈光寺の石段で滑ってまた転倒。

お賽銭入れなかったからかなー…

22.2キロに6時間07分掛りましたが、GPSの平面距離なので実際は24~25キロはあるはず。
リュックの肩ベルトが鎖骨に当たる痛みが気になります。一日で皮が剥けるかも。
これが7日続くのは大問題なので、リュックの設定を見直さなければなりません。
              〖腰痛・ひざ痛・肩こり さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗