人生は良くも悪くも予想通りにはいかないもので…
3/18(日)「板橋シティマラソン(フル)」を走りました。
天気はほぼ曇り、天気予報ほど暑くならず、ノースリーブ・手袋無しで走れる最高のマラソン日和。
先週、減量宣言した体重は落ちず、1月の勝田マラソンより2㎏増量で、減量のため練習量も減らさず。
2㎏重いとタイムは5~6分遅れ、練習量落とさないので前日でも疲労が取れない状態。
なので当日、私の頭の中は「今日はダメ」がグルグル。
ATC(全日本トライアスロンクラブ)の仲間たち
さて、スタートすると2㎞手前から脚が重く、ちょっとした上り坂を頑張ると息が苦しい。
「あぁ、今日は近年稀に見る最悪のレースになりそうだ」と覚悟を決めます。
半面「どうせダメなら前半抑えて楽に走り、後半上げる『ネガティブ・スプリット』を試してみるか」と考える。
※ネガティブ・スプリット:前半ハーフより後半ハーフのタイムの方が速くなる走り方。
そう考えると気が楽になって脳は安心し、抜かれても「マイペース、マイペース」と追いかけない。
5キロ地点「このペースなら楽、5キロ×8本の練習と考えればいいや。」
6キロ地点「このペースであと7本。」 8キロ地点「このペースであと5本。」
それほど苦しまずに15キロを通過、「折り返したらカフェインを飲もう」と脳にニンジンをぶら下げます。
※カフェイン:眠気覚ましの錠剤。脳のご褒美、飲むと高揚してやる気が出る。
板橋マラソンは相性が悪いレースで、いつも中間点手前でキツクなり終盤は苦痛との闘いが毎年恒例。
ハーフの折り返しで珍しく辛さを感じず、それでも後半に備えて予定通りカフェインを飲みます。
カフェインは、夜通し走る超長距離レースの必儒品で、眠くなったら最後の切り札として使います。
私は眠くなると、先ず糖分を摂って10分待つ作戦、するとだいたい眠気は消えます。
糖分を2回摂って消えない時にカフェインを摂り、カフェインを2回摂って眠いと15分の仮眠をとります。
フルや100キロマラソンでは、滅多に使わないものの脳のブースターの切り札として持ちます。
今回は珍しく、終盤のグダグダを予想して、予めカフェインを摂っておく作戦。
折り返し以後は「25キロまではこのペースで行く」、「30キロまでは…」、「35キロまでは…」と繋ぎます。
しかしどんなに頑張ってもペースは落ちるもので、せめて最後の5キロだけは意地を見せたい。
「35~40キロのラップは前の5キロラップより上げる。 最後の2,2キロは全力で行く!」
35キロ過ぎ、いいペースの二人組に抜かれると、右肩の天使と左肩の悪魔が言い合う。
天使:「今、頑張れば付いて行ける。離れると追い付けないぞ!」
悪魔:「やめとけ、止めとけ。途中で潰れたら、行かなきゃ良かったって必ず後悔するぞ」
天使:「あと7キロ、オマエが本気になればゴールまで絶対行ける距離だろう」
悪魔:「今スピード上げたら脚がもたないぞ。そんな辛い思いしないで楽に行こうぜ。」
天使:「今頑張らず、ボロボロの結果見たくないだろ。やってダメなら諦めがつく。さあ、行け!」
クソッ!私はペースを上げて二人に追いつき、歩幅を狭めてピッチを上げ、省エネ走りに切り替える。
なんとか付いたまま[40キロ]の表示、2番手の選手がペースを上げて先頭を抜いて行ってしまう。
それには付いて行けないものの、あと2キロのロングスパートを決心し、先頭の選手を抜く。
もうピッチもストライドも気にせず、行けるだけ行くと決めると[41キロ]表示。
見えないゴールだけ考えてスパートを続けると[あと200m]表示、そのまま通過してゴール。
ダメながらも予想に反して、最後まで集中が途切れないいいレースになっていました。
カフェインも効き、前半に脳がリラックスすると、後半脳はそれほど苦痛を作らない事を知りました。
用も無いのに42,195キロを走ってみんないい笑顔
ところで…
<昨年(2017)の結果>
1月・勝田マラソン:3時間16分31秒
3月・板橋マラソン:3時間15分25秒
11月・さいたま国際:3時間16分53秒
<今年(2018)中間結果>
1月・勝田マラソン:3時間16分17秒
3月今回・板橋マラソン:3時間16分55秒
ん~、なぜかアップダウンがあってもなくても、寒くても温っかでもほぼ同じタイム。
私の脚は一体どうなっているのか? …不思議
…あぁ、15分切りたい (T_T)
〖先週のトレーニング〗
03/12(月):休 み
13(火):休 み
14(水):ラ ン:6.3㎞・42分
15(木):①ラ ン:10,0㎞・1時間02分 ②バイク:スピニング60分
16(金):休 み
17(土):休 み
18(日):『板橋シティマラソン(フル)』 3時間16分55秒
〖腰痛・膝痛 さいたま市北区,ふく山接骨院,福山眞弘〗