福島県産の野菜や牛乳からの放射線の検出に関して、
多くの人が誤解していることがあります。
放射性物質の多くは分裂時、放射線を出しますが、
それは「永遠には続かない」ということです。
たとえば各地で検出される多くの放射性物質は「ヨウ素131」などであり、
これらは約8日ごとに半分が無害な物質に変化していきます。
つまり8日で1/2、また8日で1/4のように。しかもこれらの出す放射線はベータ線というものであり、
鉄板や厚いコンクリートさえも通り抜ける原爆などの放射線と違い、
1cmのプラスチック板でさえ通り抜けることはできません。
だから家の壁は通り抜けないし、ガラスにへばりついてない限り
体に影響はありません。
次に、検出された放射線の量は、無加工のしぼりたての牛乳や洗わない収穫したままのホウレンソウから検出されたものであること。
各地で検出されている放射性物質の多くは、空気中のチリと結びついて飛んできたものであり、ホウレンソウ自体が放射線を発しているわけではありません。
服に付いたものは、服を脱いでほこりを払ってしまえばそれで終わりです。ホウレンソウであれば洗ってしまった時点で放射線量は1/10以下になるし
原乳は商品になるまでにいろんな加工が施されます。
しかも、たとえば今回の牛乳。
計算してみると、無加工のままのものを毎日コップ一杯飲むとすると
からだに影響が出る量が蓄積するまでには約38年。
しかも蓄積はあり得ない。
1年以内にほとんどすべてのヨウ素131が無害なものになっているから。
本来なら買う人の手に渡るころには、他の産地のものとほとんど変わらないものになってるはずなんです。
連日のニュースでやっている放射線量も、
素っ裸で、観測された最大の放射線量が続く中で立ちつづけていた場合のものです。
あなたはホウレンソウなどの野菜を
洗わず生で食べますか?
しぼったままの牛乳を1日1リットルも飲みますか?
ということです。
はじめの報道では
・ホウレンソウなどから放射性物質が検出
・基準値の5倍のため販売自粛要請
・しかし1年食べ続けても問題ない量
これしか言っていない。
続く…。