
金武(食べログに飛びます)
以前予約の電話をしたとき、取れなくて。
「その日は残念なのですが、うちは本当に美味しいから
別の日にまた予約してもらえませんか」
そのようなことを電話口で言われましてね。
近所ではないから予定もつかないけど、また機会があれば
是非お願いしますねと電話を切ったのですよ。
その機会がやってきたというわけで訪問。
アグーと片仮名表記は沖縄県の琉球在来豚。
平仮名の「あぐー」は琉球在来豚「アグー」の血を
50パーセント以上有する豚肉と定められている
縄県農業協同組合の登録商標だそうです。
こちらは純血種アグーにこだわり、沖縄アグー豚証明書を
最初に店員さんの説明と共に見つめ(眺め、でもいい)
無菌であること、あぐーとの違いなども説明を受け。
つまりは純血種かそうではないかということですな。
前菜のじーまみー豆腐や昆布などをつまみつつビールを飲み
油味噌、塩、シークワーサー胡椒(写真奥)を見つめる。
そして無菌の豚肉とは凄いやと思ふ。
沖縄県野菜の盛り合わせ。
全部名前や産地の説明もありました。
二十種類くらいは盛り合わせてあったように思います。
我が家は野菜好きすぎて結構なハイペースでこちらを
食べ尽しておりましたところ、本日のお野菜担当という
料理人の方がでていらして
「野菜の減りがいいので見に来ました、美味しいですか。
うちの野菜は美味しいですよねー」
先に出た話の電話担当してくれた「うちは美味しい」の方も
このお野菜の方も店長ではなく従業員でした。
この日店長というか社長は出勤日ではなかったらしく
逆に従業員さんのお店愛を知ることが出来てよかったです。
それにしても島野菜美味しかったな。
コースのお肉はバラとロースの盛り合わせ。
最初に匂いを嗅いでください、と言われます。
豚の匂いがしない、無臭。ほぼ無臭。
食べても獣臭とか豚の癖とかまるきりないので
出会ったことないけど「豚苦手」の人も食べられそう。
妙に躍動感のある海ぶどうの写真。
勝手に私が躍動感を与えてしまいましてすいません
なんでこんなことになったのかしら。
こちらの海ぶどうはお肉にくるんで食べるために提供。
スープの味と海ぶどうの塩気で頂くお肉は、想像だと
別々でいいのではと思っていたけど想定外に合いました。
そのまま食べても美味しい海ぶどう、立派でコリコリ。
単品注文したラフテー。
ちなみに嫁はコースで十分満腹なので夫のマイラフテー。
一口だけ頂いたところ、美味しゅうございました。
ちなみに一度は店員さんから
「〆まで召し上がるなら頼み過ぎかもしれません」
止められる夫、それでも強行突破する夫...
豚トロの塩麹焼き。
頼み過ぎです。
いくらアグーがヘルシーだとか言ってもトロですし豚ですし
流石に本人も持て余し気味だったことをご報告します。
お皿の奥に乗っている島野菜のピクルス美味しかったな。
ホルモン焼きまで頼んだのだから見上げた根性
よく働きよく食べる見本市みたいな人だと思うの。
不思議なのは彼のご両親が少食だってことかしら。
このナプキンの豚さん可愛い。
先ほど店員さんが仰っていたように、ここの〆が美味しそうで
私はよそ見せず真っすぐに豚しゃぶと島野菜に向き合う。
〆を目指して真っすぐに。
それにしても食べたことがない味のお肉でした。
脂身があるはずなのに異様にさっぱり、旨味のみ。
胃も軽かったのには驚きでございました。
〆はじゃがいも麺その名も「じゃがめん」。
聞くだけで、絶対それはもちもちであろうと予想がついて
食べる前から楽しみだったじゃがめん。
期待を裏切らなかったじゃがめん!
そもそもスープがやたら美味しいのだもの
スープがあまりに美味しかったしじゃがめんもはまったので
思わず。
お雑炊まで頼んでしまいました...
厨房に下げて作ってくれます。
卵とあおさ入り、スープを含んでこれが美味しいのなんので
じゃがめんでかなり満腹になっていたのに食べた食べた。
相当食べました。
腹九分め越えで食べたように思うのです。
ちょっと鍋のふちがぷくぷくでお見苦しい。
よそった写真がなくて失礼!
塩パインのアイスクリーム。
恥ずかしながら夫と奪い合うように平らげてしまった一皿。
こちらもどこだったか、お勧めの美味しいお店のものだそう。
折角説明してもらったのにその美味しさしか覚えておらず。
相当ミルキー。
上に乗っているのは「冬瓜漬け」。
300年ほど前に中国の福州から沖縄へと伝わったお菓子。
味は見てもらったままの甘いお砂糖の塊、柔らかいグミの如し。
近くに販売店があるそう。
母のお茶うけにいいかもと思ったけれど、沖縄あるあるで
日曜休みにて断念
もうひとつはシークワーサーのシャーベット。
こちらも十分に美味しいけど、塩パインのアイスが美味しすぎ
シャーベットの押し付け合いになる。
いやあのアイス美味しかったな。

