悪性腫瘍の疑い~歯ブラシ | 毎日旅暮らし。の裏側。

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旅行とお料理、それから呑気な日々の記録。
潰瘍性大腸炎患者。
でも割と好きに生きております。

いらっしゃいませ、ようこそおいでくださいました。

ごゆるりとお過ごしくださいわんこちゃん

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こよなく愛するうちの王子様、ぱぴ(1歳半)。

あくびをしている時、極力口の中を見るようにしているのだけど

舌根と喉頭で普段見えない、軟口蓋のところに。

なんだかピンクというか赤味がかった、丸い物体発見。

まるで薄いボタンを口に含んで上あごに貼りつけたような。

夫に訴えるも、普通に口を開けさせて見える位置ではなし。

去勢の抜糸ついでというより最早その丸いのメインで病院へ。

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「よくこんな奥のもの見えましたねぇ・・・」

日々ぱぴさんをこねくり回していた甲斐があったというもの。

(多分犬的にはうざい飼い主)

場所柄、可能性は低いだろうけれど犬種が犬種、おパグなので。

肥満細胞腫の可能性がぬぐいきれず。

かつ、口腔内という生研のしづらい場所。

全身麻酔下で検査をするということは即決したのだけれど

問題は日程です。

先日、去勢手術を受けたばかり。

ということはその時には口腔内に異常はなかったのです。

挿管するとき口腔内を見ているはずなので。

ということは急にそれが出てきた→悪いものなら急がねば。

 

「今日・・・今日どこかで検査をなんとか」

肥満細胞腫だったら、なにはともあれ急がないとどうにもならん。

良性だったらそれはそれってことで、どうにか検査してくれないか。

「うん、今日検査して取るべきものならそのまま手術します」

 

こんな呑気なブログを書いているということは、そう悪性ではなく。

手術明けにお迎えに行った私にされた説明によりますと

「なんらかのものがずっと当たって出来たタコ的状態」

繊維腫・・・というほどでもない、とりあえず悪性の細胞は出ず。

万が一のため病理検査には回して頂きました。

私が見つけたものの他、もうひとつ見つかって。

それは口の中で、ダルダルーとした部位にあるため切除。

電メスで焼けば縫わなくてもくっつく場所だから。

 

「カミカミしているものの何かが当たったりとかじゃないかと」

うちのぱぴ様は棒状のものが大好きです。

ほうきの柄とかくわえて運んでいるし、ちりとりの柄も。

ハエタタキもよく柄をくわえて運んでいます。

だがしかし心当たりがひとつ・・・強く心当たるものが。

「人間の歯ブラシが大好きなんです。

お気に入りが数本おもちゃの中にあって、よく噛んでいるんですけど」

「それは止めたほうがいいと思いますねぇ」

「人間用ですもんね・・・ナイロンの刺激みたいな」

 

帰宅後、ぱぴさん所有の人間用歯ブラシ5本は没収。

ほうきとちりとり、ハエ叩きは隠しました。

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噛みたければどうぞ、と誤飲の心配がないものゆえ

遊び道具にしてしまった我が身を呪うわ。

病理検査待ちだけど。

切除した病変に悪性は見当たらなかったという言葉を信じて

お疲れぴっぴーーー、当分病院とは無縁になるよう

私も気をつけるわ!

自覚症状みたいな、食欲が落ちるとか本人が気にするとか

そういうものはなにひとつなかったです。

ただ勝手に見つけ、勝手に気にして受診して除去された話。

 

だけどさ、もしもこれが肥満細胞腫なり悪性だったら。

「あの時見つけていたのに」

「気にはなっていたのに」

自覚症状出てからの受診がほとんどだと思うんですよね。

もっと早く気付いていたら、ってきっとなると思うのです。

なので本人元気いっぱいでも、気になることがあったら・・・

受診してよかったな、と思っております。

なんのことやら分からず、振り回されて挙句おもちゃ取り上げられた

ぴっぴは可哀想・・・いや、ダメなものはだめだ、歯ブラシのことは

忘れてくれたまえ。

 

ご清聴ありがとうございました。

またきてね。