「送辞」
はらけいざいダイジン
(アラジン!?)

「皆様の各地域の経済復興を願いまして、乾杯の音頭と代えさせて欲しい聖職に就かれた直後に殉死された故人に寄せては返す波打ち際の様子に見立て…
」「えー、故人を偲ぶ余り、声にならない御様子をお察しまして、送辞の最後をしめやかに終止符とさせて欲しいと…存じます!」
♀_(`O`)♭
裾裏では、果物ナイフをどの程度刺したかを、オデコに赤い斑点の女性に尋問中でした。
私は、頭の中にガラスが刺さってないかを確認されながら、とても葬式会場とは思えない参列の様子に耳をそばだてていました。
「この子はどうすんの?」
「さっき撃ったおじさんに言われた事さえわからないかもしれないようにした方にお預けになるおつもりカネ?」
「見たと言うより聞いたかのう…」
「コレッ!あんたは黙っとく女になるための儀式が必要かい?」
「あら、さっきはカネでこっちはカイ?」
「あら、で返して申し訳無いけど、貝も昔は金物よ?」
「あ~そう言えば、古代史で蛤を物々交換に…って言ってる間に人が来た。」
「コタツでじっとしとき。」
(…。)

「どうしようも無いようだから名前を変えるしかないね。」
「えっ!?どうして死んだ故人を代えなきゃ駄目なの?」
「違うアミチャンの」
「あ~この子ね…」
(…。)

送辞リョウに実の父親一声
「波打ち際の様子よりも
ミルクに落ちた滴が作る王冠をね
思い出して
京都にご縁を
求めようじゃないの…」
白髪のじいさん
長年他人
See you(--)//~
